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カテゴリ:映画&TV・・た、な、は行
私一人なら、おそらく観ないであろうこの作品、木村拓哉は好きじゃないし、時代劇はあまり見ないしね。 ところが、何とこれ、イガッタです~!! キムタクに笑わされ、泣かされ、感動させられてきました~。 邦画ってすばらしい!ハリウッド映画ばかり観ている私にとって、ずずーんと心に響く映画でした! ’73年、「暗殺の年輪」で直木賞を受賞した、藤沢周平氏の原作本「隠し剣秋風抄」に収録されている「盲目剣谺返し」がこの「武士の一分」です。 しかし、この藤沢さんのずっ~とファンだった人は、怒っていましたけどね。映画館に行く人はキムタクファンで彼を観に行くのであって、藤沢さんの作品を観に行くのではないのだ!ってね。 いやいや、そうじゃありませんって。私はキムタクに興味ない。会場に来ていた人は、ご年配のカップルばっかり、若い人はまるでいませんでした。満席、ほとんど満席!すごいな~。 お話は・・・ 下級武士の三村新之丞(木村拓哉)のお仕事と言うのが、藩主の毒見役を務めなのです。 妻の加世(檀れい)とともに幸せに暮らしていたのですが、こんな馬鹿な仕事に嫌気が差し、早めに隠居して子供たちにそれぞれの体格にあった剣道を教えることを夢見ていたんです。←砕けて言えば しかしある日、貝の刺身のドクに当って失明してしまいました。 絶望に死んでしまいたと願う三村。そんな夫を見て苦悩する妻。少しずつ人生の歯車が狂い始めます。 そして妻は、番頭の島田(坂東三津五郎)に藩主へ進言を頼みに、意を決して相談に行く・・・・ 城からの使いで、三村は今までどおりの三十石、この先は療養するようとお達しがあります。 妻は島田と取引をして、彼に関係を迫られていました。それを知った時、三村は絶望のなか離縁を決意。ところが、実は何の口添えもせずして代償を求め続けた事が明らかになる。人の弱味につけこんだ島田を許しておけず、愛する妻を奪われた悲しみと怒りを胸に、三村は島田に“武士の一分”を賭けた果し合いを挑みます。 これは夫婦の愛と文字通りの「武士の一分」のそんな映画です。 木村拓哉の演技もイガッタです。特記すべきは、いつも支え続けたした働き役の笹野高史のキャラ。彼の働きは最後まで凄いですよ~。時にお茶目っぽく、そして真剣に。 そして、究極の夫婦愛、ラブロマンスですよ! ラストにまた、泣かされた~。 チェック:山田洋次監督の藤沢周平時代劇映画化三部作の最後を飾るヒューマンドラマ。主演に『2046』 で世界にも活躍の場を広げた木村拓哉を迎え、幕末に生きる武士の名誉と夫婦のきずなを描く。妻役の檀 れいやかたき役の坂東三津五郎ほか、緒形拳や桃井かおりなど、日本を代表とする実力派俳優が勢ぞろい する。「武士の一分」とは、侍が命をかけて守らなければならない名誉や面目の意味。そのタイトルが指 し示す人間ドラマは、観るものの心を揺さぶる感動巨編。 スタッフ 監督:山田洋次 プロデューサー:深澤宏/山本一郎 原作:藤沢周平 脚本:山田洋次/平松恵美子/山本一郎 撮影:長沼六男 美術:出川三男 音楽:冨田勲 編集:石井巌 衣裳デザイン:黒澤和子 キャスト 木村拓哉 檀れい 笹野高史 小林稔侍 赤塚真人 綾田俊樹 緒形拳 桃井かおり 坂東三津五郎 他 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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さっそく見てますね~(*^_^*)
私は最近映画見に行ってないな・・・ (2006.12.07 16:16:57)
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