～はればれといこう～　子育てはハンディじゃなくキャリア！はたらくを創造しよう。☆cherryの日記。

今日はムスコのサッカーの日。
未就園児クラスに通っているのだけど、２、３歳児クラスと言っても
じつは周りは２歳前半の子が多そうなクラス。

ムスコは来週に４歳になる。

３歳になると、色々な道理や我慢が理解できるようになるので
とっても助かるお年頃であり、うちのムスコくんはもうその時期は
とっくにむかえている。

だから、先生の言うこともちゃんと聞く。
順番も守る。
我慢もできる。
お友達の順番も理解できる。

普通にしているだけなのに優等生になっちゃうムスコくん。

最初の頃は、「普通の成長なんだけど、他の子が小さいと自分が
自然とうまく出来て、自信ついたりしていいかもね。4月5月生まれに
スポーツ選手が多いのも、小さい頃のこういった成功体験によるところ
も大いにあるって聞いたことあるし」

とおもってたんだけど、ここ数回は、ああ、ひとつ上のクラスに入れて
あげればよかった・・・・と思っておりました。

やんちゃざかりの２歳児くんたちは、自由奔放。
先生が言うことも聞いたり聞かなかったり。
やりたいとおもったら即やる。
じーっと順番をまっている息子のそばで、がんがんいく。
譲るとか順番とかもまだしない。
ムスコは自分の順番が来るものと思ってひたすら待つ。
でもこない。でも、無理やりどけたり出来ない。小さい子だから。
なので、不満のはけ口がなくいじける・・・・

がんばって順番待ってやったり、一番に終わったりしても、
言うこと聞かない子どもに先生の目は行ってしまい、ほめてもらおうと
先生を見ても、自分を見てない。がーん。
悲しそうに私を振り返るムスコ。

そういう時、私は力いっぱい彼の目を見てうなづく。
「大丈夫、母ちゃんはみてたよ、」と。

今日も、シュート練習をずーーーっと待っていたのに
あまりにひっそりと我慢強く待っていたためにすっかり
先生に忘れられてしまった。


コーンをロケットみたいに並べてその上に座って順番を待つんだけど、
他の子がモリモリ座っているのに遠慮して座れない息子。
いや、多分一番前に座りたいんだね。
ちょっといじけて、けいご、座んない。
先生は「座んないの？そっか。」　いい先生なんだけど、すごく。
でも一人でみんなを見るのも大変だからね。

私はじっと様子を見る。

さて、そろそろムスコの番かなと思ってたら

「みんなうまくシュートできたか～！」と先生。

ムスコ、その声に愕然。

悲しげにうつむいてきびすを返す。
そろそろかな、と思ってせっかくボール持ったのに・・

涙をいっぱいにためながら「けいごも、やりたかった・・・」と
とぼとぼ戻ってきた。か、かわいそう！

けいごもやりたかった？もう終わっちゃった？という私の声に
気がついた先生は「ごめんごめん！じゃあさいごにやろう。
みんな応援して！」といって盛り上げてくれ、様子を見ていたほかの
お母さん達も声援を送ってくれるのですが、もうムスコのこころに
届かない。

ムリヤリ抱っこされてシュートするも、ヤダヤダ君に。


もうやめる。といってゼッケンもはずしてたたんでしまう。
悲しい赤の３番。。。


休憩になったので、精一杯彼を励ます。

ずっと待ってたんだよね、えらかったね。
ロケット、座りたかったんだよね。でも他の子が座ってて
けいごはムリヤリどけたりしなくてえらかったね。
かあちゃん、ずっと見てたよ。
いつも順番もまもるし、先生の言うこと聞いてえらいね。
でも、まだ小さい子ばっかりだから、先生も大変なんだね。
けいごが小さかったときも、みんなみたいだったよ。
もっとおにいちゃんの子達が、我慢したり順番ゆずってくれたり
してたんだよ。

と、抱っこして言ってあげたら、みるみる元気に。

最後の試合形式も、やる気になってくれた。

ほっ

先生もほっとして、じゃあ、ゼッケンつけようか。とこえかけて
くれたんだけど、

はっ！
さっきまでムスコがつけてた赤の３番がない。

意気揚々とゼッケン置き場にいってそれに気がついたムスコ。
先生は、ん？何番つけてたの？３番？おかしいね、ないなあ。
じゃあ４番つけてきてね

といってみんなのもとに。


再び悲しみにくれるムスコ。遠くへ歩いていってしまった。


３番がいいんだよね。わかるよ。かあちゃんが探してやろう。

と、思ったら、ゴールの上に結び付けられてるじゃん。
４番をそこに持っていって、３番と交換。

そして、ムスコに「はい。今日はずっと３番だったから、３番がいいんだよね」
と渡すと満面の笑み。


無事、試合に出て、ゴールを決め、気を使ってくれた先生が３点も
いれさせてくれたので、ハットトリックまで達成できた。




そんな「優等生の憂鬱」満載のサッカーも、今日でオシマイ。
来週からは、３歳児以降のクラスに移ります。

よかったねー


でもきっと、そうなったらそうなったで
「出来ない子の憂鬱」「おとなしいこの憂鬱」になるのかしら！？



子どもの習い事。なかなか面白いです。