死なないで

　家族はうまくいけば、これにまさるものはありません。しかし、いったん、歯車が狂うと、抑圧になったり、ストレスになります。
　それに加えて、家族だからという甘えがありますので、他人よりも傷つけあってしまうようです。
　私はモラハラにあってやめたときでしょうか。夫に「いいな、君はやめられて」と言われました。夫は深い意味で言ったのではないでしょう。しかし、心身ともに傷んでいた私は複雑な気持ちでした。

　私だって、働いていたい。しかし、これ以上続けたら心も体も壊れてしまう。そう思っての退職でした。
　たしかに、男性は家族を抱えていることから、どんなに辛くとも、やめるという選択はできないですね。過労で亡くなる方もいます。死にいたる前になにか道はなかったのでしょうか。

　うつの場合も休職中の方は、なかなかおだやかな気持ちではいられないと思います。

　そこで必要なことは、相手がどんな状況にあるか、想像することです。私は、夫の日々の辛さを思いました。しかし、振り返って若いときの仕事を続けていれば、モラハラを受けるような職につくことはなかったでしょう。再就職は条件の悪いことばかり。そこのところを夫はどう考えているのでしょうか。

　お互いに「自分が大変」「彼（彼女）は何も分かっていない」という状況になりがちです。実際、仕事と家事をやっていると、夫は女性の大変さを分かっていないと思います。

　これは夫婦だけでなく、親子、兄弟姉妹についてもいえることかもしれません。立場を変えて想像すると、相手の大変さが分かってきます。不満は感謝に変わるでしょう。

　でも自分を責めるのは間違いです。「自分がいるから、夫や妻あるいは両親が大変なんだ」と考えるのはやめましょう。いつ立場が逆転するか分かりません。
　ただ、相手の大変さを理解すればいいのです。そうすれば言葉かけも違ってきます。そうなると良循環というのか、関係がよいものになってきます。

　今日は資源ゴミの日でした。甘えるのが下手な私は、夫が気づかないと、「分かってないな」と全部自分でやってしまいます。結果相手への不満がたまります。そこで「新聞束ねてくれる？」と言ってみました。「あ、いいよ」と出勤前なのに、やってくれました。

　今日はヨガと和裁教室。すごく暑いので、ゆっくりいきましょう。息子から車を受け取り、夫とトコトコ帰ってきます。

　明日は夫の実家、義母の入院手続きをしないといけません。新潟からくる義妹の駅までの迎えも。負担に思うと辛くなるから、夫とドライブ気分で行ってきます。