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テーマ:鬱病(2269)
カテゴリ:躁鬱を楽しく生きる
いま「鈍感力」という本が大きく宣伝されています。渡辺淳一著です。どちらかというと色っぽい本を書く作家です。
鈍感とは、雑音を気にしない、嫌いなことはすぐに忘れる。許す度量…。ナイーブさよりも、へこたれない鈍さこそ、現代を生き抜く力。仕事でのここぞというときの集中力。一旦決めた方針・政策を貫いていく推進力、恋愛、健康においても、大事なのは「鈍感力」! 本を読まないでとやかくいうのはいけないでしょうが、この宣伝文から感じたことがあります。 ・昔の阿吽の呼吸で通じる人がいなくなってきたということ ・職場で鈍い人が上司や仲間になる可能性が大きいこと こういうことになると、病気の人や弱いひとはますます排除されるかもしれません。 私は、阿吽の呼吸で通じる日本人の感性は素晴らしいと思っています。私が実家でお寿司を作っていたら、義父には何も言っていないのにちょうどよい大きさの半ぎり(桶の形で浅いもの)をだしてきました。義父の勘のよさに感動しました。 もちろん、雑音を気にしない、嫌いなことはすぐ忘れる、許す度量などは納得できるものです。そのようでありたいと思います。 しかし、私の好みですが、ナイーブな人が好きです。日本中、鈍い人だらけになったら(いやもうなっているかもしれません)、寂しいです。心の病の人がますます増える環境になることを危惧します。 いちばんいいのは勘もするどく、しなやかに強い精神力をもつことなんでしょうね。しかし、みんながそういう風に生まれてくるとは限りません。また、さまざまな人がいていいのだと思います。 やはりアメリカ型の競争社会に方向が向いているのですね……。 今日は、何も行事がはいっていません。のんびり過ごしたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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