日本には連合や公労協、日教組といった労働組合が存在するが、組合幹部の視野の狭さや戦略性の無さで組織はやせ細っている。例えば日教組のホームページ(http://www.jtu-net.or.jp/)を見ると、教育現場の荒廃に対する問題認識が無く、昔の社会党みたいに政府のすることに「何でも反対」。これでは国民の支持を得られない。
一方民主党は自民党から常日頃、公務員改革が進まないのは民主党が公務員の組合をかばうからと言われている。それに対して民主党の議員は「我々は公務員組合の支持は受けていません」と苦しい言い訳をしているが、政治家というのは多くの国民からの支持を得ることが重要なのでは。
特に野党の民主党は、なるべく多くの人を味方につけなければ政権交代は難しい。そこで支持者に対し明確な政治理念や支持者の心を引き付ける政策を立案し動機付ける能力が求められるはず。労働組合についても組合員が豊かな生活をおくるためには何も賃上げや既得権の維持ばかりではないはず。
例えば小沢代表が連合に対し「セフティネットとしての終身雇用制」を提案しているが、これも立派な政策ではないか。とにかく民主党は小泉的な「是か非か」の二元論に陥らず、国民の幸せを実現するための組合組織のあり方について労働組合と一緒に考え旧態依然たる体質を改善すべきではないか。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年11月07日 09時26分46秒
コメント(0)
|
コメントを書く
もっと見る