虹色のパレット

2009/03/19(木)12:09

1014.変わる力-変える勇気 2

心・人生(171)

(C)kazuhime 2月5日 あの可憐なスパシフィラム。 時を経て・・・ (C)kazuhime 3月17日 色も形も変わり どっしりと 貫禄さえ感じさせる。 (C)kazuhime 新たな蕾は 一本の葉の根元から・・・ こんな風に生まれる。 (C)kazuhime 時間をかけて ゆっくしと・・・。 変わる力に内から動かされて・・・。 自然の循環の中で、全ては、生から死へ。 そして、死から生へ。 安らぎの連続。 門田隆将 著  「なぜ君は絶望と闘えたのか - 本村洋の3300日」(新潮社) この本でまず心に深く突き刺さったのが、犯罪の残虐性。 全く何の罪も無いものが命を奪われる。 偶然、そこにいたからと言う理由で。 何故、何故、何故! どんなに嘆いても、悲しんでも、答えのないもどかしさ。 被害者、本村さんの心情を重なる。 報道と裁判の不公正。 少年法の元に、加害者への何重もの保護。 加害者の氏名は公表されず、 場合によっては、密室から密室へ・・・。 事の真相はうやむやなまま、闇に葬られてしまうかもしれない。 それに引き換え、被害者は何の保護も得られず、即実名で報道される。 裁判では、傍聴もままならず、そればかりか、陳情の機会は一切無い。 被害者をのけ者にして、 何のための、裁判なのか。 誰のための裁判なのか。 被害者は考える、 自分も社会から引き下がり、時の流れの中に埋もれてしまおうかと・・・。 泣き寝入り・・・。 そして、自殺への激しい誘惑。 しかし、彼は立ち上がり、多くの賛同者、協力者、連帯者を得て、 司法の厚い壁を崩し、新たな開かれた公正な裁判を目指して 3300日に及ぶ、苦難の道を乗り越えた。 遂に加害者死刑の判決を勝ち取る。 (ここで、カズ姫は、死刑の是非を述べるつもりは無い。死刑は紛れも無く殺人ではあるが、時と場合によっては、殺人も許されるのかと言う問題になると思うが・・・。) 自分が変わり、変えて行く勇気を持って、 決断し、連帯し、行動していけば、 人間の作り出した腐敗した状況は変えられるのだ。 日本の中でも、そういうことが起こっているのだと言うことに、感動し、 このことを、強く訴えたいと思ったからこの記事を書いている。 日本は、先進国ですか? 民主主義国ですか? 一度も政権が変わったことも無い、民主主義なんてあるだろうか。 むしろ、独裁国家の様相を呈していはいないか。 政治が、政治家が悪いと、国民は言うが・・・。 責任は、変わることを恐れ、独裁国家を許している国民にあると思う。 騒いでも、そんなことはすぐに忘れて、水に流す。 それは潔いことか。 間抜けなことか。 そんなことを考えていると、heliotrope8543さんのところで、 彼女のお勧め動画として 田中良紹×田中康夫「西松献金事件から見える“この国の病” この動画を見た。 27分と言う長い動画だったが、最後まで見た。 そして、一人でも多くの方に、これを見て頂きたいと思った。 この意見に、反対賛成と言うことより、多くの本質的な意見に触れて、 それぞれが、自分のときの中で、判断し、決断し、行動して欲しい。 物事の本質を、見ないと、いつでも堂々巡りになる。 長いものに巻かれて楽をしていると、 それは、自分の首を絞めることになる。 凶悪犯によって、殺害されると、はっきり目に見えるから、犯罪とされるが、 実は、政治の腐敗の中で、われわれ国民は、 常に長い時間をかけて、人知れず殺害されているのだ。 儲け主義の犠牲となって、どれほどの人が殺害されてきたか、 これからも殺害されていくか。 最愛の子供たちさえも、未来を塞がれているのだ。 カズ姫は、政治的ではないが、政治に無関心と言う分けではない。 政治、世の中の動向は、キャッチしながら、 この世界は、醜く汚いことより、 美しく感動的なことのほうが遥かに多い、と感じ、確信し、 教育やアートの世界で自己表現をしている。 そして、そこで世界と連帯したいと思って行動している。

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