喫 茶 去

昨日、『ゴールデンスランバー』を観てきました。


平日なのに珍しく朝から行列が出来ていたので、どうしたのかと思ったら、
『アバター』を見に来ていた人が多かったんですね。『おとうと』もあるし。


さて、私はこれ･････

　　　　　


陰謀に巻き込まれ、総理大臣暗殺の濡れ衣を着せられた男が、
絶対絶命の中、必死の逃亡を続けるストーリー。


堺雅人、竹内結子、香川照之、柄本明、長島敏行、伊東四朗、ベンガル･････
好きな俳優さんたちが出演しているので、見逃すわけにはいきません。


そういう期待があったからでしょうか、諸々の疑問や突っ込み所も多々あって、
少々不満が残ったのですが、どうやら原作に忠実な作品ということで、
そういう終わり方の物語なのだから、そういう結末だということでした。


人間が生活する上で一番重要なのは、人との繋がりや信頼なのではないかという
作者の考えが込められている作品だということで、納得しました。


それがわかれば、面白い映画だったと思います。


苦手な役者さんが出てくると、気になって気になって落ち着かないのですが、
堺さんも竹内さんも好きなので、見ていて気持ちが良かったです。


竹内さんの娘役の子のセリフも演技も良かった。
最近の子役は上手いなぁ。


そして、伊東四朗さんのセリフが最高。





伊坂幸太郎の作品はどうしても読み進まない。まともに読んだことがない。
相性が悪いとしか言いようがない。
『アヒルと鴨のコインロッカー』を見たときも、わけがわからんという感想しかなかったし。


でも、「ゴールデンスランバー」は、ちゃんと読んでみたくなりました。
文庫本が出たら買いたいです。



同じスタッフが『ジャージの二人』も『ジェネラル・ルージュの凱旋』も撮っているのが可笑しい。
いや、そのギャップがいいなぁ。



ビートルズの「ゴールデンスランバー」
「黄金のまどろみ」とか「麗しい眠気」という意味らしいですが、
内容と合わないタイトルのような気がしないでもない。


そして、斉藤和義のエンディング曲はちょっと･･･。
もっと素敵な音楽にして欲しかったかも。





仙台ロケなので、知ってる風景がふんだんに出てくるわけで、
ミステリーなのに笑えてしまう。

　　♪ヤン　ヤン　ヤヤン　八木山の～　ベニーランドで　でっかい夢が～♪　


ベニーランドのテーマソングが流れた時には爆笑。
企業の看板がやたら目に入りました。