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2010.02.08
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カテゴリ:映画・TV
とてもいい映画でした。 

南アフリカ初の黒人大統領ネルソン・マンデラの奇跡の実話です。

    invictus.jpg   



ネルソン・マンデラは1962年、白人政権の転覆を企てたとして逮捕され、
反逆罪で終身刑の判決を受けましたが、27年の獄中生活の末、1990年に釈放される。


1993年、ノーベル平和賞を受賞。
1994年、アパルトヘイト撤廃。マンデラ政権成立。
1995年、ラグビーのワールドカップで南アフリカを優勝に導く。
1999年、大統領の座を一期で引退する。


マンデラの生涯を2時間の映画にするのは困難である。
それを、ラグビーの試合によってマンデラの本質と奇跡が伝わる作品に仕上げてある。


ネルソン・マンデラをモーガン・フリーマンが、
ラグビーの主将をマット・デイモンが、
そして監督はクリント・イーストウッド。


モーガン・フリーマンは、製作パートナーと共に、映画の企画を何年も練っていたそうだ。
脚本もでき、最後にお願いしたのがイーストウッド監督。



素晴らしい筋書きと映像が展開されています。
あらすじは書かないでおきましょう。


「インビクタス」とは、マンデラが投獄中に支えにしていた詩の題名で、
「征服されない」という意味だそうです。


モーガン・フリーマンもマット・デイモンも大好きな俳優で、
イーストウッドの撮り方は、とても分かり易くて好きです。


ラグビーというスポーツに全く関心のない私でさえも、
後半30分も映し出される試合の様子に感動してしまいました。


27年間も投獄されていながら、素晴らしい指導者となったネルソン・マンデラ。
日本の政治家の不甲斐無さ、品格の無さを感じながら見ていました。



今年は、サッカーのワールドカップが行われますが、
今は、ネルソン・マンデラが望んだ理想の国の憲法は改正され、
利権をあさる政治家によって、貧しい人たちへの関心は払われず、治安は悪化している。
無事、試合ができるのでしょうか。



ねずみ 「アバター」よりも、こちらの映画をお勧めします。







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最終更新日  2010.02.08 17:32:34
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