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原発の設置してある地域には、多額の交付金が国から支払われていることは知っていたが、
それがどれくらいなのかはわからなかった。 先日のニュースで福島県に交付される今年度の予算は、44億円の予定であることを知った。 原子力発電の方が電気代は安いと思っていたが、この高額な交付金を上乗せすると、 決して原発により作り出される電気代は安くはないらしい。 東京電力が東北にある理由、そんなことはわかりきっている。 「安心と宣言するなら、なぜ東京につくらないんだ」と笑いながらよくしゃべったものだ。 危険だから東京にはつくらない。だから過疎地に押し付ける。 放射能の危険は、広島・長崎の悲劇やビキニ島の水爆実験によって被爆した第五福竜丸の悲劇で 日本人がよ~く知っているはずではなかったのか。 危険を地方に押し付けて、お金で誤魔化してきた。 「安全」よりも「お金」を選んだしまった地域の悲劇のように思えてくるこの頃。 福島県知事は、前知事が反対していた「福島第1原子力発電所3号機のプルサーマルを計画」に賛成して当選したという。 そして2010年に、その代償として60億円の交付金を受け取っている。 リスクと引き換えのお金ではないのか。 知事は原発を推進しておきながら、今回、東京電力の謝罪を拒否したり補償を叫んでいた。 やっと謝罪を受け入れても、さも自分は悪くないような態度を示していたね。 「まず福島県民に謝罪すべきなのは知事である」と言っていた人がいた。 その巨額のお金を、避難住民にまず支払えばいいはずなのに・・・・・と思っていたら、 昨日『バンキシャ』という番組を見ていたら、町には立派な施設が沢山作られていたことがわかった。 人も少ないので町人は「あまり使われていない」と語っていたが、 使われもしない立派なホールや体育館などの箱物をどんどん建てていたわけだ。 町はとても潤い贅沢に使っていた。3月11日の前日までは。 そういえば、避難して来た方々の中に、避難所に不満を言ってる人がいたようだが、 交付金も無い設備も十分に整っていない地域の体育館に避難した人には、 「こんな所・・・・・」という思いがあるのかもしれない。 ソフトバンクの孫さんは原発推進派だったが、今回の震災で目が覚めたようで、反対するようになった。 ジャパネットの高田社長は、それでもまだ推進するとNHKの番組で意志を示していた。 誰が原発を推進し、誰が「安全」を真剣に考えているのか、ちゃんと見て行きたいものだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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