NIJIの夢
10月16日(金) 〔ここは何処だぁ~!〕 昨日は敦煌市政府との懇談会の後、夕食を済ませて夜の繁華街へと散歩に繰り出した。 5年前に比べて、明らかに変化が生じている。 敦煌の年間降雨量は40mm未満と、殆んど雨が降らないので屋台などには屋根が無い。 ところが、前回と同じ場所を見て回ったのだが、区画整理がされている上に屋根付きの屋台に変わっていた。 いや、屋台と言うより小型の食堂が軒を並べて連なっているようになっていたのだ。 露天商にしても屋根付きの店が多くなっていた。 近くには鳴沙山があり、飛んで来る砂などが衛生的に悪いと気づいたのかも知れない。 散歩から帰って来ると、歌と踊りのショータイムが待っていた。 千手観音を表現するような踊りを始め、様々な踊りを見せてくれた。 歌の方は、意味は分からなかったが歌い込んでいるらしく音程は外れていないし歌唱力もあった。 NIJIはブラスバンドに籍を置いた事もあって、音には敏感なのだ。 だから、初めて聞いた歌でも音を外すと分かってしまう。v(^^)v 長い1日の疲れを癒すようなショータイムだった。 お陰で、良く眠れるかな?(*^o^*) ホテル内には、日本人向けに和服を着て持て成す店もある。 彼女は、れっきとした中国人だが少々の日本語を話す。 入ってみようとも思ったが、疲れが優先したようで・・・。(*^^*) 夜が明けた。 宿泊したホテルは「敦煌・太陽大酒店」といって、よく日本人が利用するホテルだったらしい。 どおりで、館内は日本人向けになっているはずだよね。d(^-^) 同日、NIJIたちとは別のグループの日本人旅行者がいたような気がする。 問題はここからである。(^〇^) 朝食後、夕べと同じ場所へ散歩に出掛けてみた。 夕べは数人が連れ立っていたので問題は無かった。 だが、今朝は1人で出掛けたのだ・・・。 見覚えのあるお店や屋台を眺めながら歩いていた。 しかし、何かのはずみで道を1本間違えたらしい。 と、たちまち周りは見覚えの無い景観が広がった。 いま来た道を戻ろうとしたが、東西南北の見当が付かない上に昼と夜の光景は全く違うのだ。 うわっ! 道に迷ってしまったぁ! ここは何処だぁ~! (◎ ◎) 敦煌の市内は割りと小さいので甘く見てしまった。 街の中心のロータリーには、敦煌のシンボルである飛天のモニュメントが建っていて、そこから東西南北に幹線道路が出ている。 ここまで来れば、何とかホテルに帰れるのだが・・・。 しか~し、早足であちこち歩くのだが、いっこうに見覚えの有る景色に出会わない。 出発時間までにホテルに戻らないと大変な騒ぎになってしまう。 言葉は通じないし・・・右往左往するばかり・・・。 どっ、どうしよう~っ!(;~□) むやみに歩き回ってもラチが明かない。 落ち着けーーー! 落ち着くんだNIJI~! 汗を拭きながら、ジャージのポケットに手を入れた。 すると・・・・・、あっ! これだ、これだ! \(*^o^*)/ こういう時のためにホテルのパンフレットを持って来ていたのだ。 いざとなれば、タクシーを捕まえてホテル名を指差せば良い。 安心した途端、全身から力が抜けて座り込んでしまった。(*^^*ゞ 少し休んだあと、見当をつけて歩き出した。 暫く歩いていると、ホテルを出てから直ぐに出会った、結婚式を控えた車が目に入った。 そういえば、長春でも観光中に幸せな車に出会ったよなぁ。v(^^)v 助かったぁ~! o(^-^)o 一時は、敦煌の砂に埋もれて死ぬのかと思った。(≧∇≦) こういう時って、たった1枚のパンフレットを持っているかどうかで明暗を分けるよね。 今回はタクシーを使う事はなかったが、言葉の通じない海外で散歩するときは、必須条件として、あなたも参考にしてね。(^_-)☆ おぉ~! あの時の恐怖を思い出して冷汗が出て来たゎい! (*^^*ゞ この後、ホテルを出てから敦煌市内を観光した。 そして、北京に移動してからも観光視察だったが、次のページに回したい。 続いて 「忘れ得ぬ思い出」 へ