夜が待ち遠しい

2013/03/26(火)08:55

ひさびさの赤羽で手軽にはしご酒 その1

北区(225)

 赤羽は雑誌の居酒屋特集なんかが組まれるとたびたび呑ん兵衛の聖地だとか過剰な取り上げられ方をしていますが、さてそこまで持ち上げるほどの店があるんでしょうか。当然ぼくも赤羽の知られた店、まったく知られていない店を含めけっこうな数の店をはしごしていますが、何度も繰り返し行きたくなるような店はそれほどあるとも思えません。「大衆酒場 まこと」が気に入っているくらいで、ファーストコンタクトに失敗した「米山」が気に掛かるくらいで、「まるます家」や「まるよし」などはいい店ではありますが、殊更に名店扱いするのはちょっと違うような気がします。それでもたまには訪れたくなるだけの磁力はあります。というわけでまずはお馴染みの立飲み屋で軽く飲んでから初めてのお店に足を延ばすことにします。  まずはお馴染みの「立ち飲み いこい」に向かいます。新しい店舗になって、支店もできたみたいでますます活況する勢いのあるお店です。この夜も恐ろしく混雑していたオーダーするのもやっとなほど。ひさびさ訪れて値札を見るとやはりここは安くていい店だなあと改めて驚かされます。おっちゃんばかりでなく女性客も若いおにいさんなんかもけっこう混じっていて、立飲みという業態も赤羽ではすっかり根付いているんだなあとうれしくなります。ただ何分にもこの混雑ぶりでは落ち着いて飲むという気分にはなれず、多くのお客さんは1,2杯引っ掛けるとさっと会計を済ませ店を後にします。こうした店の暗黙のルールを知ってか知らずかいつまでもだらだらと対して注文もせずに居続けるサラリーマンのグループ客を見ると文句の一つも言いたくなります。 品書:ビール大:390,日本酒/チューハイ/ハイボール:180,肴:110~130  せっかくなのでもう一軒立飲み屋に寄ることにします。「喜多屋」です。赤羽では、先ほどの「いこい」と「立ち呑み 桜商店603」が至近距離にあることもあって激安を売りにしてしのぎを削っています。こういう熾烈な争いは店の事情はともあれ歓迎すべきことです。店の雰囲気ではここが一番好みで、2か所ある入り口のひとつから店に入るとちょどいい具合にひとり用のスペースが空いています。川の字のように隔てられた客席スペースの中央を占める内側部分は厨房になっていて、その厨房に面したカウンターに立てたのでこんな混雑の中でもすんなり注文が通ります。まだ勝手の分からぬらしい若いサラリーマンは壁側のテーブル席なので何度繰り返してもオーダーが通らず上司に叱られたりしており、ぼくはひとりで不憫なことよのうとほくそ笑んでいたのでした。 品書:ハイボール/酒:180,ビール大:390,煮込/ポテトサラダ:110,串焼:3本220,サバ塩焼/カキ焼:150,チゲ鍋:280

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