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水曜 土曜は、お魚… New! 料理長52歳さん

2008年02月21日
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カテゴリ:食事
 ワインをいただこうとして味がいまいちと感じてしまった時、デキャンタに移し替えてみると意外と美味しくなってしまう事があります。単に容器が変わった事によって、気分が変わる程度ではない明らかな変化が見られるので、試してみる価値は充分にあります。

 デキャンタはワインをビンから移し替える専用の容器で、クリスタルガラスなどを使ったワインの何倍かの値段がしそうな高級品として見かける事が多いと思います。

 本来のデキャンタの役割はワインの味わいを変える事や高級品に見せるといったものではなく、年代物のワイン、特に赤ワインに出来る沈殿物、「澱(おり)」を取り除くというもので、同じ目的でワインのビンの底は大きくカーブを描いたくぼみを作ってあります。

 ワインをデキャンタに移す事をデキャンティングと言い、必然的にワインはそれまで詰められていたビンからデキャンタへと移る過程において、多くの空気に触れる事になります。

 この空気に触れる事がワインの味わいに大きな影響を与え、余分な酸味や雑味を飛ばして空気を含ませる事で味をマイルドにしてくれます。また、ワインには品質の安定化の目的から亜硫酸塩を含んでいますが、空気に触れる事で亜硫酸塩が飛ばされる事もワインの味を柔らかくする事に繋がります。

 亜硫酸塩の添加は昔から行われてきた事で、古式製法ではブドウを搾ったタンクの上で硫黄を燃やし、燃えた硫黄がブドウの果汁に溶けて亜硫酸塩になるというものがあります。

 亜硫酸塩の働きは酸化防止に留まらず、発酵中の雑菌の発生防止や澱の分離を良くして、ワインをより透明に仕上げるのにも役立つと言います。良い事尽くめの亜硫酸塩ですが、美味しいものではない事や健康面では決して良いとは言えないものなので、できればデキャンタの使用をお薦めしたいと思ってしまいます。一手間でより美味しくヘルシーにというのは、やはり食の世界では重要な事かもしれません。





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最終更新日  2008年02月21日 07時58分57秒
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