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テーマ:食べ物あれこれ(49912)
カテゴリ:食事
先日、イタリアンレストランのテーブルの上にガルムが置かれているのを発見しました。ガルムは古代ギリシャに起源を持つ魚醤の一種で、日本の醤油と等しく万能調味料として扱われます。
かつては魚の内臓やイワシ、サバなどに塩を加え、天日に晒しながら発酵させて作られていましたが、今日ではカタクチイワシと塩を交互に重ね、塩蔵熟成させて仕上げられています。 どちらかと言えば魚醤特有の臭みは少ない方で、色合いや塩分が多めの味については、淡口醤油に似た印象があります。最高級品ともなれば高級ワインの数倍の値段が付くとまで言われますが、旨味を加えるという点では醤油の方が勝っているように感じられたのは、単に慣れの問題でもないと思います。 かつて日本の醤油は、その風味が外国の方には受け入れられないと言われていた事があります。しかし、和食が広まるにつれてそうした抵抗感もなくなり、今では世界中で愛用されています。 そんな醤油も減塩ブームの中で、若干敬遠される傾向があったのですが、新たな健康成分が見付かった事でイメージが変ってくるのではと思っています。 SPS・・・醤油多糖類は、文字通り醤油に含まれる多糖類の総称で、最近の研究によって体内への鉄分の取り込みを円滑にする事が判ってきています。 食物からの鉄分摂取が減少した事だけでなく、鉄製のフライパンや鍋からフッ素樹脂加工された物へと変化した事で、鉄分不足が日常的に起きていると言われる中、調味料に含まれる成分で鉄分吸収を高める事は、大変ありがたい事と言えます。 また、SPSは一日あたり600mgの摂取で、通年性のアレルギーやスギ花粉症に対して有効なアレルギー症状の軽減効果を発揮したとも言われます。 SPSは醤油100mlに1gの割合で含有されるとされていますので、アレルギー対策として1日60ml。ちょっと多すぎる気がしますので、アレルギー対策として醤油の飲用というのはお薦めできませんが、上手に生活に取り入れていきたいものだとおもってしまいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年08月30日 08時05分08秒
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