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テーマ:今日の健康状態は?(10556)
カテゴリ:ダイエット
コレステロールの善玉、悪玉という言葉を聞くたびに、人の勝手な判断でひどい事を言っているように思えてきます。血液中のコレステロール量が過剰な状態の人が多いばかりに、身体にコレステロールを分配する働きを持つコレステロールを悪玉、回収してくる働きを持つものを善玉と呼んでいます。
もし、コレステロールが常に不足するような成分だったとしたら、おそらく届ける働きは善玉、回収する働きは悪玉と呼ばれているのではないかと思ってしまいます。 コレステロールよりもはるか以前から、似たような感じで善悪が分けられていたものの典型例に、益虫、害虫という存在があるのではないでしょうか。 益虫は文字通り人に利益をもたらす虫で、絹糸を生成してくれるカイコや蜂蜜を提供してくれるミツバチ、アブラムシを駆除してくれるテントウムシなどがよく知られています。 同じ種族が全てそうかと言うと、意外と益虫は限定的なもので、テントウムシの中でもナナホシテントウだけが益虫とされ、それ以外のテントウムシは作物の葉を食べて害を成す害虫となっています。同じくミツバチを襲うスズメバチも同じ蜂でありながら、典型的な害虫の一つとして扱われています。 衛生的に問題を持ち、生命力、繁殖力が非常に強力で、姿も不快な事から、今や害虫の筆頭のようなイメージを持つゴキブリを捕食してくれるという事で、かなりの益虫と言えるゲジは、その姿ゆえに害虫として扱われている気の毒な存在となっています。 正式な名前はゲジですが、大量の足を持つ姿からゲジゲジと呼ばれる事が通例となっているゲジは、クモやゴキブリをエサとして生活し、ゴキブリの数少ない天敵となっています。 ゴキブリの弊害を考えると、それを捕食してくれ、人に害を成す事がないというのは、かなりの益虫と言えますが、エサを求めて屋内へ入り込んできた姿は、不快害虫として殺虫剤の缶の描かれているほどです。 人に対し利益をもたらしながら報われない姿は、気の毒の一言に尽きると思ってしまうのですが、もともと益虫、害虫という指定自体、人が勝手に呼んでいるに過ぎないので、当の本人には関係のない事かもしれないと、健康診断を前に考えてしまいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年11月12日 07時57分11秒
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