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テーマ:食べ物あれこれ(49926)
カテゴリ:食事
ホルモンの一種であるアディポネクチンは、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の予防効果があるとして注目を集めています。さまざまな面から予防や改善法が提唱されているメタボリックシンドロームですが、ホルモン剤で予防できるのであれは、辛い食事制限や無理な運動も必要なくなります。
そんなアディポネクチンに新たな効果がある事が判ってきています。喫煙などが原因で発症し、肺気腫や慢性気管支炎などを引き起こす慢性閉塞性肺疾患の治療にアディポネクチンが有効に作用する事が、大阪大の大学院の研究で明らかとなり、米国の医学専門誌に論文が掲載されていました。 アディポネクチンは脂肪細胞から分泌される善玉物質で、動脈硬化や糖尿病などの予防にも役立つ可能性があるとして研究が進められています。 慢性閉塞性肺疾患の治療に役立つ事は、今回、初めて確認されたのですが、肺血管を保護する事で効果を発揮すると推測されていました。 アディポネクチンの働きを強化する薬剤を開発する事ができれば、現在行われている対症療法よりも高い治療効果が期待できるとされ、動脈硬化や糖尿病に限らず、社会問題となっているメタボリックシンドロームも予防する事ができるようになります。 一石二鳥どころか一石四鳥にもなりかねないアディポネクチンに関する研究ですが、今後、確実に前進し、多くの人の役に立つものとなる事を期待しています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年01月25日 07時46分21秒
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