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カテゴリ:アレルギー
秋が深まってくると苦手な夏が終わったという事もあり、過ごしやすくなってくる事が嬉しく思えるのですが、秋にも花粉が飛散し、花粉症の症状が発生する事から、秋も憂鬱という言葉を聞かされるようになって久しいように思えます。
家の付近をはじめ、目の届く所に杉の木はたくさんあるのですが、南阿蘇周辺の杉は比較的新しいタイプで、花粉を飛ばさないものであると聞かされた事があるのですが、それが幸いしているのか今のところ花粉症とは無縁のまま過ごせていて、この先もこのままでいられたらと思っています。 社会問題化して以降、さまざまな治療法が開発されている花粉症ですが、根本的な治療に繋がる新たな治療法が加わる事となり、辛い季節を過ごす多くの人たちを救ってくれる可能性が出てきています。 これまで最も有効な治療法とされてきたのは、アレルゲン免疫療法と呼ばれるアレルギーの元となる物質、アレルゲンを皮下に注射する免疫療法でしたが、新たな治療法ではアレルゲンを注射でなく、舌下に塗布するという手軽なものとなっています。 シダトレンという名の薬剤はスギ花粉症のアレルゲンであり、シダトレンを舌の下にたらし、2分ほど待ってから飲み込むだけという治療法は、注射を使わない事から苦痛が少なく、短時間で行う事ができます。 アレルゲンを投与する事からアナフラクシーなどのショックを起こす可能性もある事から、最初の施療には専門の医師が立ち会う必要がありますが、問題がなければその後は自分で投薬を行う事ができます。 スギ花粉以外に反応している患者には効果がない可能性や、治療期間が3~5年と長くなっていますが、後の人生の事を考えると治療を行う価値は充分に考えられます。 今のところ無縁ではあっても、いつの日か花粉症デビューしてしまった際、治療法が存在しているというのは大きな安心のように思えます。そしてその安心が花粉症をより遠ざけてくれるようにも思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年09月10日 07時47分05秒
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