nipparatの日記 囲碁 不思議体験 

2005/10/02(日)14:45

山下君を弁護する話

囲碁(858)

 先日、週刊碁に自分のつぶれた碁が載って卒倒しそうになった苦い思い出話を書いたが、今日の週刊碁を見ていて、同情を禁じえない記事を発見した。中学生名人にして期待の星である山下君が、山下天元に挑戦した碁である。    豪快に気持ちよいくらいに潰れた碁が、見開き2ページで載っている。本人にとってはこれはつらいだろうなと思うが、ぜひ糧にしてほしい。  ただ、見る人が見ればわかるであろう。「この碁、一見荒れた碁に見えるが、よく見るとなかなか奥が深い」のである。山下天元は、「次打つときは、互先で」と言ったらしい(ウソです)。  中学生で、しかも初めてトッププロと打つのだから、普段通りに打てというのは無理な話である。彼本来の力は魅せることはできなかったが、それでも彼らしい力強さと勝負師の片鱗は見せたと思う。トッププロを相手に置き碁のハンデに頼らずに、戦いで勝とうとする姿勢は素晴らしい。今のまま、伸びてほしいと思う。    今でもすでに彼は、かなり強い。半年前に公式戦で対戦しているから体感している。しかも、その後に多くの大会で経験を積んでさらに強くなっているはずである。彼は、例の団体戦に連れて行った少年の一人でもある。一昔前に県代表の常連だったお父さんが、もう敵わないらしい。当方としもそう易々とは、という気持ちではあるが、来年はそろそろやられるかも知れない。

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