202X年 とあるF35パイロットの朝
俺はカラチ空軍基地にある自室で、空を見ながらコーヒーを飲んでいた。ベッドから起きた美女は髪をとかしながら、窓際にいる俺にもたれ掛かってきた。「ねえ、サリーム。私、見たの。あなたが別のCAとキスしてるところ。」女は悲し気な表情でそう言った。「サリームはいつ、私だけの男になってくれるの?」俺はコーヒーカップを窓際に置き、答えた。「俺は誰のものにもならない、そして誰も求めていない。いや、俺が求めているのは、そう、この空だけだ。」女は深いため息をついた。俺は続けた。「明日、俺は横須賀に帰る。だから、俺の事はもう忘れてくれ。」女は俺の腕を掴んで、泣きながらこう言った。「ひどい。こんなに好きにさせて、私も日本に連れて行って。」すると部屋の電話が鳴った。俺は彼女の腕を振りほどき、電話を取った。「ああ、松二 サリーム 舎学で登録している。明日、横須賀基地だ。」そう答えて俺は受話器を置いた。女はCAの制服に着替えて荷物をまとめた。俺の部屋を出る際に、こう言った。「サリーム、私も必ず日本に行くから。」俺は何も答えなかった。トミカのF35をドン・キホーテで買って、こんな妄想をして、また勉強をサボってしまった。トミカ No.28 航空自衛隊 F-35A 戦闘機(1コ入)【トミカ】