来年3月に大学卒業予定の私は就職活動をしています。私のゼミ仲間の中には内定をもらった人がたくさんいて、「なぜ俺だけもらえないんだ・・・」と思わず嘆いてしまっています。
私は昨日、「就活のバカヤロー」(光文社新書)という本を読みました。その中で分かった(この本がどうしても伝えたかった)ことがありました。以下の通りです。
企業が評価しているのは「今までの実績」じゃない。「これからどんな人間になりたいのか。そして成長のステージとしてなぜこの会社を選んだのか」が問われている。それが分かった気がします。
今まで取った資格なんて企業は重要視していない。訳の分からない資格でもって武装していると、むしろ企業から変な目で見られてしまうと書かれていたと思います。「学生生活で何をやっていたか」と聞かれて「就活していました」では随分お寒いと思います。
「今までの経歴を話ししてほしくないのだ。野球部員であれば、野球をするために入社するわけじゃないんだから」
と表現した本もありました。
似たような話を聞いたことがあります。2004年シーズン終了後、トヨタF1チームがドライバー体制を一新したときのこと。ある掲示板にはこう書かれていました。
「勝ったドライバーではなく、勝てるドライバーを据えるべきだ」
2005年から新しくトヨタF1のドライバーになった、ヤルノ・トゥルーリ(イタリア)、ラルフ・シューマッハー(ドイツ)は2人とも前の所属チームで優勝経験があります。表彰台もたくさん経験してきました。
しかし、これからトヨタF1を強くするために相応しい人物かどうか、という観点で見てみると「今まで強かったドライバー」は求めていなかったのではないかと思うのです。「過去の実績」よりも「実力、現実」。これが就職活動にも言えているのではないかと。
10年後の自分といった、人生観をある程度ふくらませて23日に予定されている、ある会社の面接に臨みたいと思っています。
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Last updated
Dec 21, 2008 10:23:58 PM
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