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銀閣寺からバスに乗り込んだ私は、北大路バスターミナルで降りた。京都市北区にある北大路バスターミナルは京都市営バスの烏丸車庫、そして地下鉄
烏丸線の北大路駅と一体になっている。正に
京都市営交通の要衝だ。
これから地下鉄烏丸線に乗車して、京都駅まで戻りたい。ちなみに私は1998年11月に烏丸線に乗ったことがある(ただし、四条~京都間で)。当時私は小学6年生。実に11年ぶりに乗ることになるのだ。
京都市営地下鉄の掲示板。烏丸線は国際会館(左京区)から竹田(伏見区)までを結ぶ路線。近鉄京都線と直通運転している。
まもなく竹田行きが到着する。
やってきたのは午前中に近鉄奈良駅で見かけた、3221F。
近鉄電車による地下鉄線内運用である。
北大路から先、電車は烏丸通を南に進む。途中の今出川駅は同志社大学や京都御所の最寄り駅。京都は学生の町であることで有名。東京大学と違って京都にはとにかく革新的、リベラルな思想を持った学生が多いらしい。それらを昔から支持基盤にしているのが
京都の共産党である。京都で
共産党が非常に強い理由として、京都人の反東京精神も関係しているらしい。
東西線との乗換駅である烏丸御池駅を過ぎると、車内は急に混雑してくる。京都地下鉄の中で一番混雑する区間だろうか。京都駅までこの状態が続く。
京都駅では多くの乗客が降りたため、車内は一気にガラガラになった。
京都駅から南は近鉄京都線と線路が平行するため、京都~竹田間の地下鉄利用者はとにかく少ない(まず各停しか走らないためと、初乗り運賃が210円と高いため)。京都市交通局も大変な状況下である。
かく言う私も京都駅で近鉄に乗り換える。3220系に別れを告げた後は、朝7時前にリュックを預けた場所まで戻り、リュックを引き取る。そして近鉄で丹波橋に向かう。
丹波橋に向かった目的は、京阪電車に乗ることだった。3年ぶりの京阪乗車。中之島線が昨年10月19日に開通して以降は車両の塗装が変更されつつあるが、私が乗車した車両は旧塗装だった。
私が乗ったのは準急・淀屋橋行き。
これぞ京阪電車という感じのデザインだった。たまご型の車体に、貫通扉にまとめられた方向幕、そして濃淡の緑の塗装。昔からの京阪電車、そのままの姿だ。
丹波橋から乗った2200系による準急・淀屋橋行き。樟葉で撮影。
樟葉で後続の特急に乗り換えることにする。中之島線直通の快速急行は1時間2本しか走っておらず、後々の時間を考えて、乗る機会は残念ながらなかった。
8000系30番台(旧3000系)による特急。ラッキーだったと思う。しかし乗車したのは良いが、一日中歩き疲れたせいか、車内で熟睡してしまい車窓を見逃してしまう・・・。気づいたら京橋到着前だった。残念。
(続く)