前回の更新(その19)から2週間もの日が空いてしまった。更新が遅々として進んでいない状況を何とかしなければならないと思う今日この頃である。
私が少年サンデーでいつも読んでいる「ハヤテのごとく!」の場合、彼らの世界で一日の間に起こったことを3~4話ほどかけて描写されている。今、私が書いているこの旅行記もその感じかもしれない。何しろ濃密な旅行だったので。
3月25日(水)午後6時過ぎ、松山にて
東横インで少し休憩した後、また出発の準備をした。夜の松山の町を散策したり、道後温泉に入ったりするのだ。
まだ夕日が沈む前の風景は美しかった。私はホテルのある一番町から大街道に向かった。国道11号線を西に歩いて行くのだが、途中、利き酒のできる居酒屋「蔵元屋」を発見したので入店してみた。私も今年で22歳なので利き酒というのには積極的にやってみたい。「蔵元屋」は、愛媛県の地酒アンテナショップであり、多数の地酒が展示されている。私は、しずく媛(酒仙栄光・純米吟醸50、松山市)という地酒を飲んでみた。
一口飲んでみての感想。・・・甘くておいしい。ほんのり、さっぱりしている。
日本酒=辛口(神戸・灘のお酒みたいな)。そういうイメージを持っていた私としては、少し衝撃的だった。こんなフルーティな日本酒を口にしたことがなかったからだ。
愛媛県の地酒、ちょっとだけだけど好きになったような気がする。
次に、大街道のアーケード街に入り、夕食としたい。できれば地元の店でおいしいものを食べたかった。
注文した海鮮丼を食べる。愛媛といえば海鮮料理と「たびまる・四国」(昭文社)に書かれていたからだ。
味はなかなか良かった。
やっぱり本場で食べるのがベストだ。
私は夕食を終えた後、伊予鉄に乗って松山市駅前へ。松山市駅は、伊予鉄道のターミナル駅であり、松山市の事実上の中心駅といっても過言ではないほど、賑やかだ。鉄道線、路面電車、バスが多数発着し、高島屋(伊予鉄道との提携)、観覧車もある。
この日は3月25日、J2リーグ・
愛媛FCの試合があった。アウェーでの
ロアッソ熊本戦。松山市駅前の東口にある広場で、パブリック・ビューイングが開催されていたのである。当然、地元のサポーターで広場はいっぱいだった。
約100人のサポーターが集結。NHKも取材に来ていた。
さあ行こうぜ愛媛、戦いの時が来た、輝く未来は俺達の物、魅せてくれよ伊予魂~
歌を熱唱しながら熊本にいる選手にエールを送る。四国4県の中では人口が最も多い
愛媛県だが、東京、大阪、名古屋といった大都市圏に比べたら太刀打ちできない。それでも自分たちはこの
愛媛県が好き、
愛媛FCというチームが好きだ。そのような感情が伝わってきた。