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テーマ:サッカーあれこれ(19822)
カテゴリ:サッカー全般
昨日、サッカー天皇杯で信じられない結果が流れた。あのJリーグの強豪・浦和レッズが、JFLより下のカテゴリーに属するアマチュアチーム・松本山雅FCに敗れたのである。ヤフーのニュース速報を見たとき、一瞬我が目を疑った。
プロもアマも関係ない、1回でも負けたら終わりのトーナメント戦である天皇杯だからこそ、この大番狂わせが発生した。2007年度アジアチャンピオンの浦和レッズがはるか格下のチームに敗れたという意味で世紀の番狂わせになった。 浦和赤っ恥!地域リーグ・松本山雅に初戦敗退、J1勢初の屈辱で監督解任危機…天皇杯(12日、スポーツ報知) 赤い悪魔が地に落ちた。天皇杯2回戦から登場した浦和は11日、カテゴリーが3つ下の北信越リーグ1部・松本山雅FCに0―2で完敗した。J1勢が地域リーグのチームに敗れるのは史上初のこと。2年連続の無冠が決定的になり、試合後はサポーターが約1時間スタジアムに居残り、信藤健仁チームダイレクター(TD)をつるし上げた。この屈辱的敗戦で、続投が基本線だったフォルカー・フィンケ監督(61)の進退も流動的となった。 松本の地で、たまっていたマグマが噴出した。試合後の選手に、スタンドからの大ブーイングが突き刺さった。ペットボトルが乱れ飛び、水がばらまかれる。アマチュアに負けた。それもJ2の下のJFLのそのまた下の北信越リーグの4位チームに…。リーグ戦7連敗時も抑えていたサポーターの怒りが臨界点を超えた。 約200人がスタンドに居座り、信藤TDを呼び出した。「レッズは強くないとダメなんだ。去年、今年と辛抱してもう流す涙もない」。1時間に及ぶ魂の叫び。「方向性も定まらずにパスを回すだけのサッカーをしていたら、みんな愛想を尽かすよ」。監督解任要求とも取れる怒号が飛んだ。 前半12分、右サイドからのロングフィード一発でFW柿本に裏を取られ、ループで先制を許した。後半27分にはMF原口が右サイドの1対1で抜かれ、クロスのこぼれ球を決められた。個人技でゴリゴリ押すだけでゴールは割れずに完封負け。J1が地域リーグに敗れるのは、天皇杯史上初めての屈辱だった。 松本山雅FCの年間予算は約9000万円と浦和の約80分の1。スタメンのうち4人は働きながらプレー。1得点1アシストの阿部はスーパーで棚の陳列をして生計を立てている。日本代表の闘莉王、阿部は欠場したが、浦和はポンテ、エジミウソンに日本代表経験者7人。許されない敗戦だった。 この日は浦和レディースがなでしこリーグ初優勝。だが、優勝会見後の橋本社長は「重い敗戦」と笑顔はなかった。これまではフィンケ監督の来季続投を基本線としてきたが、「クラブハウスに顔を出して、本当に監督と選手に一体感があるか、この目で見たい。一戦一戦、いい方向なのか見極める」と明言。11月中旬までの結果、内容を見て去就を判断するという。フィンケ監督は敗戦後、「この一戦で来季に向けてさまざまな情報を得ることができた」と語ったが、進退は一気に流動的になった。 ある主力選手は「フロントも監督も選手も、すべての関係がうまくいっていないのは分かっている。(監督去就は)決めるなら早く決めてほしい」と空中分解間近であることを明かした。常勝軍団のプライドが粉々に砕けたこの日、レッズはさらなる混迷に足を踏み入れた。 (引用終わり) 日本代表経験者が7人もいるとするなら、ファンとすれば「負けるはずがない。勝利を前提にして遠征計画を組んだ」という人もいたかもしれない。まさに赤っ恥の敗戦で、フィンケ監督の去就も流動的になってきたということは、相当なショックを引きずっているようである。このまま'90年代の弱いレッズに戻ってしまうのか? 松本山雅FCは北信越リーグに所属するチームで、来年のJFL参入をかけて頑張っているチームである。この調子だと3年後くらいにはJリーグに加盟し、松本市民から大きな歓声を浴びているのかもしれない。ちなみに昨年の天皇杯でもJ2・湘南ベルマーレを破り、4回戦に進出している。ゴールキーパーの信藤は、浦和レッズの信藤TDの息子。因縁の対決だったかもしれない・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Feb 5, 2020 12:13:09 AM
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