今回は
その3の続きである。仙石線に乗車して、松島海岸に到着するところまでを報告する。
仙石線はあおば通(仙台市青葉区)~石巻間を結ぶ路線である。元々は宮城電気鉄道という私鉄であったが、1944年に国鉄に編入された。
そのため他の東北のJR線とは性格が大きく異なっている。
第一に、東北地方では唯一直流電化された路線である。そのため現在は205系が仙石線の主となる車両である。103系も活躍していたがついに2009年10月をもって完全に引退した。
第二に、平均の駅間距離が短いことである。特にあおば通~東塩釜間では、最長でも2.3キロ。首都圏のJR線とあまり変わらない。
仙台駅で14:21発の普通・石巻行に乗車する。
青い帯をまとった205系が4両でやってきた。仙石線の列車は全て半自動ドア。ドアのそばにあるボタンを押して乗り降りする。
陸前原ノ町までは2000年に地下化された区間を走る。陸前原ノ町を出発すると列車は地上に出て、東に進む。途中、東塩釜までは複線である。ここまでは首都圏のJRと全く変わらない趣がある。東塩釜から先は単線であり、線路も海岸沿いを走る。また、一部区間では東北本線と並走するところもある。
松島海岸には15:00に到着。仙台駅からは39分かかった。
松島海岸駅に降り立ったらこの広告を発見した。
「
ベルギーオルゴールミュージアム」
そこにはどんなオルゴールがあるのか気になったが、残念ながら今回は時間の都合上(そもそも予定外なので)寄らない。
松島海岸駅付近の観光案内所でお薦めスポットを案内される。そのお薦めスポットとは、山の上だった。山の上から松島の風光明媚な景色を眺めるというものだった。しかし宮城県に到着して早々足を疲れさせるのもどうだろうか、あるいはホテルのチェックインの時間に追われると考えたため、やめる。
駅を出て海岸沿いに歩く。
港にて撮影。遊覧船がメインのようだ。
これからこの遊覧船に乗って、海から松島を楽しむことにする。