その7で定禅寺通りでのライトアップを眺めた後は、勾当台公園駅から地下鉄に乗ることにする。
できれば宮城県庁、仙台市役所にも寄りたかったのだが・・・。夜なので断念した。
ここで仙台市営地下鉄について紹介しよう。
仙台市営地下鉄
南北線は1987年に開通した、東北初の地下鉄である。1976年に仙台市電が廃止された後、郊外から中心部への大量高速輸送機関として1970年代に地下鉄整備計画が策定された。1981年に現在の南北線にあたる路線の工事が始まり、'87年に開通したわけである。
現在の路線は
南北線(泉中央~富沢)の一路線のみだが、二番目の路線として東西線の工事も進んでいる(2015年開業予定)。
しかし地元の人には失礼かもしれないが、私が旅行後にみやげ話をした際に友人から言われた言葉が・・・。
「へえ、仙台にも地下鉄あったんだ」
存在感が薄いような気がする・・・。
勾当台公園から乗車し、台原で折り返して仙台駅に戻るというコースで乗車した。
泉中央行き電車に乗車する。
車両は1000系の1種類のみ。開通当時から使用されているが、現在はリニューアル車が多数派となった。
ちなみにこの車両の先頭車は全長が長いことで有名で、21.75メートルもある。新幹線の次に全長が長い車両らしい。
列車は4両編成で運行されている。6両に増強する構想もあったが、当分凍結となったそうだ。
乗車した時間はちょうど夜ラッシュ時と重なった。そのため、多くの乗客で賑わった。混雑率は120%くらいだろうか。ラッシュ時に通勤・通学の足として重宝されているのは鉄道ファンとしてうれしい限りだ。
台原駅。ここにはまだホームドアが設置されていない(勾当台公園駅は設置済み)。2010年度には全ての駅にホームドアが設置される予定だという。
列車接近掲示板や路線図を見て分かるとおり、1番線は
赤、2番線は
青という風に区別されている。
南北線の一路線しかないのでこのようなことが可能である。実に観光客にも分かりやすい案内図だと思う。しかし2015年に東西線が開通したらこのような案内図等はどうなるのだろうか・・・。
しばらくして富沢行きが来たので乗車する。北仙台、北四番丁、勾当台公園、広瀬通、仙台と停まり、仙台で下車した。
地下鉄の仙台駅は新幹線などの仙台駅とはもちろん接続しているが、それより近いのはJR仙石線の
あおば通駅である。あおば通駅の方が仙台市の方でも企業密集地の方に近いのである。
さて、簡単ながら仙台市営地下鉄について紹介した。私としても簡単な乗車になってしまったのだが、また機会があれば乗車してみたい。
その後、私は仙台駅を横切り、東口のホテルに戻ったのだった。
明日(12月29日)は山形市に移動する。