3月14日の
バーレーンGPから続いてきたF1シーズン(300km/hの人間ドラマ)も終わりの時が近づいてきた。14日は最終戦・アブダビGPだ。
おさらいとして、今シーズンの優勝回数は以下の通り。
アロンソ 5勝
ウェーバー 4勝
ベッテル 4勝
ハミルトン 3勝
バトン 2勝
続いて、今シーズンのポールポジション回数。
ベッテル 9回
ウェーバー5回
アロンソ 2回
ハミルトン1回
ヒュルケンベルグ1回
以上である。
最大の関心事であるチャンピオン争い。7日のブラジルGPが終わって現時点でのポイントは以下の通り。
1位:アロンソ 246点
2位:ウェーバー 238点
3位:ベッテル 231点
4位:ハミルトン 222点
優勝すれば25点を獲得できることや、入賞圏内が10位までなどの要素があるので、計算とか王座決定条件がかなり複雑化している。なお、ディフェンディングチャンピオン・
バトンはすでにチャンピオン争いから脱落した。
この中でチャンピオン決定に関して条件が一番楽なのは
アロンソ。アブダビGPで2位以上でゴールすれば無条件で戴冠(4年ぶりの王座奪還)となる。他にも3位でゴールしても
ウェーバーが優勝しなければ戴冠となったり、いろいろと条件が複雑化している・・・。いずれにしても4人の中では一番楽な立場にあるのは変わりない。
ウェーバーの王座獲得の条件は、少なくとも5位以上でゴール(さらにその場合には
アロンソが10位以下でゴールすること)。
ベッテルの場合は2位以上でなければ自動的に王座への夢が消える。やはり韓国GPでのノーポイントの代償は大きかった!
そして4人の中で条件が最も厳しいのは
ハミルトン。自身が優勝かつ、アロンソ11位以下(無得点)、
ウェーバー8位以下、
ベッテル3位以下でゴールすることが条件となる。2003年、'07年のライコネンとまでは行かないが、本人が言っているように奇跡に頼るしかないような条件下だ。日記のタイトルを「事実上の3つ巴」としたのはこのためだ。
一方で小林可夢偉はF1デビュー1周年を迎え、自身の存在感をとても大きくしてアブダビに帰ってきた。来季もザウバーで走ることが決まり、来季に向けて期待を込めることができる、シーズンの締めくくりとしてほしい!