18日の日記で、予定通り今月25日開幕を目指すセ・リーグを厳しく批判したが、事態が急展開した。蓮舫大臣と両リーグの球団幹部、プロ野球選手会の新井貴浩会長らによる協議が影響したのか、それとも全国のファンの声が届いたのか、セ・リーグがこれまでの態度を一転させ、大幅に譲歩したのだ。
セ・リーグが開幕延期、パと同日4・12に…巨人は4月までの東京ドーム開催中止(24日、スポーツ報知)
プロ野球のセ・リーグは24日、東京・内幸町の日本野球機構(NPB)内で臨時の理事会を開き、3月29日に予定していた公式戦の開幕を再延期して、4月12日とする方針を固めた。26日のオーナー会議で正式に決定する。また4月中の東京・東北電力管内でのナイターを自粛する。
また、東京ドームでの
巨人戦については、ナイター、デーゲームともに4月まではすべて中止とすることを決めた。会見で、セ・リーグの新(あたらし)理事長は「監督官庁の指導で決めていった。選手会の気持ちをくみ、開幕を4月12日とします。早く開幕日を決めてあげないと選手のコンディションのことがあるので4月12日にした」と話した。
巨人の清武英利球団代表は、開幕延期について「ベストでもベターでもないが、唯一これが選手の気持ちとか、政府の指導、要請に沿うとなれば、その道をとるべき。選手会は日程が12月にずれ込んでも協力すると約束してくれた。これは今までなかったこと。その覚悟があるなら応えよう」と話した。
さらに3時間半を超えて新しい延長回に入らないことも決めた。
(引用終わり)
政府からの要請に対し、
巨人の滝鼻オーナーは「日程は我々が決める。おかみ(政府)が決めることじゃない」と反発してきた。さらに「パ・リーグが先行して決められているようですけど、そうはいかない。交流戦の日程だってどうなるか分からない。最後は日本シリーズで締めくくりたいよね。交流戦はいらないと、それならそれで考えもあるだろうし」(いずれも22日付デイリースポーツからコメント引用)と交流戦ボイコットもチラつかせたそうだ。
私は、クライマックスシリーズは廃止も含めて見直せ!と主張してきている(
昨年11月8日の日記)ので、
クライマックスシリーズなんてなくてもいいが、交流戦は廃止しては困ると考えている。私見になるが、パ・リーグ色に染まっている私としては、たまにはセ・リーグのやり方で戦うのもいいんじゃないの?と思うようになっている。
しかし両リーグで開幕の時期がずれると、交流戦やプレーオフ、日本シリーズでの調整が難航する、日本シリーズで対戦するチーム間で不公平が生じることになると考えていたので、
4月12日に延期の上でのセ・パ両リーグ同時開幕を歓迎する。
同時開幕を必死に訴え続けてきた新井貴浩選手会長に感謝します。