東京都心から南へ約1000km離れた小笠原諸島が、ユネスコの世界自然遺産に登録されることとなった。日本国内では白神山地、屋久島、知床に次ぐ4件目の自然遺産。
登録の決め手となったのは固有種の多様さにある。読売新聞の記事によれば、「大陸と一度も陸続きになったことがなく、生物が独自の進化を遂げていることから『東洋のガラパゴス』とも呼ばれる。特にカタツムリなどの陸産貝類は、生息する106種のうち100種が固有種とされる」。
世界自然遺産登録、おめでとうございます!私も時間とお金に余裕があったら、ぜひ(私の知らない東京都でもある)小笠原諸島に行きたい。ただ、東京都心と小笠原諸島を結ぶ公共交通機関は船便しかない。小笠原海運が運航する「おがさわら丸」に25時間以上も乗っていなければならない過酷な移動だ。島嶼部選出の都議会議員はどんな方法で、そしてどんなタイミングで小笠原諸島を訪問しているのか気になったりもする。
小笠原諸島にとって世界遺産登録は、ひとつの通過点にすぎない。新たなスタートがここから始まる。国内外からどう観光客を集めるか、自然保護と観光産業をどう両立させていくかが大きな課題となる。世界中の世界遺産との激しい競争が本格的に始まったと私は考える。
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Last updated
Nov 23, 2022 09:48:29 AM
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