ウィリアムズでは先月、マルドナードの残留が発表されたが、彼のチームメイトがなかなか発表されなかった。昨シーズンはF1コンストラクターズ選手権で過去最悪の総合9位に沈んだチームのもう一つのシートを手に入れたのは、ブルーノ・セナだ。
ブルーノ・セナは「音速の貴公子」アイルトン・セナの甥っ子だ。
彼の叔父であるアイルトンは1994年に当時の最強チーム、ウィリアムズ・ルノーに移籍。3度のチャンピオン経験者(ポールポジション通算65回)と最強チーム、最強エンジンの組み合わせで、大いに期待された。しかし1994年5月1日、サンマリノGP決勝でアイルトンは単独事故を起こした。その際、サスペンションアームが頭を貫通したのが致命傷となり、事故死した。現段階でF1における最後の死亡事故である。ブルーノは当時10歳だった。
ブルーノは2010年にヒスパニア・レーシングからF1デビューし、18戦に出場したが無得点に終わった(まあ、ヒスパニアというチーム自体、野球でいう横浜みたいな問題外チームだったが)。2011年は旧ルノーのテストドライバーとなったが、ハイドフェルドがシーズン途中で降板となってからはレギュラーに昇格した。最高成績は9位だった。
そして今年は名門ウィリアムズで走る。時代やチーム事情はだいぶ異なっているとはいえ、セナ、ウィリアムズ、そしてルノーの組み合わせが18年ぶりに復活することになった。ウィリアムズで走る彼を姿をテレビで見るのが今から楽しみになってきた!
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Last updated
Jan 18, 2012 11:19:36 PM
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