昨日、花巻東高校の大谷翔平投手がメジャー挑戦の意向を表明した。有望なアマチュア選手が最初からメジャーに挑戦することが4年前から強まっているのではないか。
4年前、新日本石油の田沢純一投手が日本プロ野球未経験のままメジャー挑戦を表明して一部からバッシングを受けた。当時の私も「このままじゃ日本プロ野球の危機だ!」と否定的だった。その後、田沢はレッドソックスとメジャー契約を果たし、現在もレッドソックスで活躍中だ。
今回、私は冷静になって考えた。有望なアマチュア選手が国内プロリーグを経験せずに海外に挑戦すること。なんでサッカーはOKで、野球はダメなのか。サッカーだったら、Jリーグ未経験のまま海外でプレーする選手の代表例として宮市亮(中京大学中京高校→アーセナル)がいる。宮市は別に表だって非難されていないような気がする。私も「このままじゃJリーグの危機だ!」という意識を持ったことがない。
また、海外でプレー後にJリーグで活躍する平山相太(筑波大学→オランダ・ヘラクレス→FC東京)がいる。彼は宮市と同様のケースで、Jリーグを経験せずに海外に渡ったが、野球の田沢のように当時はバッシングを受けたらしい(詳細求む)。今は帰国してJリーグのFC東京で活躍しているが、プロ生活を海外一筋で送るという日本人選手もおそらく出てくるんじゃないかと思う。
宮市のケースを考えれば、サッカーと野球で二重基準を認めるというのは不公平だと思う。それに、私は大谷選手に対して「できれば国内でプレーして欲しかったんだけどなあ・・・」と思っている。彼本人も家族や先生と相談して自分で下した決断だと思うので、本人の決断を尊重したい。
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Last updated
Oct 22, 2012 12:18:59 PM
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