日本において外国車としてイメージするのは大体ドイツ車だと私は思う。ベンツ、フォルクスワーゲン、アウディ、ポルシェ・・・メジャーなブランドが多数ある。私の両親もドイツ車びいきだ(そして私自身もドイツびいきだ)。その次にはボルボ(スウェーデン、現在は中国資本)、ついでプジョー、ルノーといったフランス車が続くだろう。
しかし!韓国車は日本においてはマイナーな存在である。2002年にサッカーワールドカップ・日韓大会と同じ頃に、ヒュンダイが大々的にCMを放送した。「ヒュンダイを知らないのは日本だけかもしれない」という挑発的なメッセージが印象的だった。
確かに、先進国の中でヒュンダイを知らないのは日本だけかもしれない。2007年に私たち家族がベルギーに旅行に行った時、街中では韓国車(ヒュンダイ、起亜)をよく見かけた。
理由は簡単。日本では国産車に絶大な信頼が置かれているので、わざわざ韓国車を買うメリットが少ないからと、私は考えている。だが、それでも韓国車はレアな存在であることに変わりはない(だがもっと珍しいものがある。スペイン車やチェコ車だ。ヨーロッパではよく見かけるが、日本では絶対に見られない)。
2011年10月14日、東北自動車道のサービスエリアにて。
ヒュンダイ・ユニバース。現在、ヒュンダイが日本で販売している唯一の車種である。この写真はツアーバス・キラキラ号のユニバース。他のユーザーとしては、西鉄バス、いわさきバスネットワーク(鹿児島県)などがある。どうやら、韓国に近い九州のバス会社にユーザーが多いようだ。
下のソナタなど乗用車が大不振だった。その結果、乗用車部門は日本から撤退してしまったのだ。
5月23日、東京スカイツリータウン(押上駅)にて。
黒塗りのヒュンダイ・ソナタ。タクシーとして使用されている。
10月15日、世田谷区内某所にて。
見かけた瞬間、何も考えずにスマホで撮影した。実にレアな存在だからだ。
ちなみにツアーバス最大手のウィラーは、大宇のバスを使用していたが、現在はどうしているのだろうか・・・。