JR富山駅を後にして、ドトールで朝食をとることにした(
その2参照)。なおここでスマホを充電中にニュースで松井秀喜の現役引退表明を知った。
写真左側が富山地方鉄道の電鉄富山駅。大通りの右側には路面電車(7000形)が走っている(やはり私はここでもハイテンション気味だった)。
ドトールで朝食を済ませた後に再び始動。生まれて初めて乗る北陸の私鉄、まずは富山地方鉄道。最高速度は100km/hを誇り、西武鉄道から譲り受けたレッドアローが最近大改造されたニュースを聞いたりと、話題には事欠かないローカル私鉄だ。
まずは
黒部を目指す。
改札を通り、宇奈月温泉行きに乗車することにする。
3番のりばには、私が乗る本線(魚津、黒部方面)の宇奈月温泉行き(8:09発、117列車)の14760系(ややこしい車番だ・・・)。
隣の4番のりばには、不二越・上滝線の南富山経由・岩峅寺(いわくらじ)行き(8:10発、611列車)となる14720系が待機している。ちなみに岩峅寺という駅名がつい先日まで読めなかった・・・。
1番のりばに京阪電車の旧3000系・・・ではなく、京阪から譲り受けた10030系(早月加積発の本線普通・12列車)が到着。
4番のりばには約20種類ものヘッドマークが並んでいる。
さっさと宇奈月温泉行きに乗り込み、駅で買った北日本新聞を読みながら出発を待つことにした。
この日(12月28日)の北日本新聞には、第2次安倍内閣の総務政務官に就任した地元出身の橘慶一郎衆議院議員(富山3区)に対するお祝いの広告が多かったのが印象的だった。
私が乗った14760系(2両編成のワンマン列車)は定刻通りに電鉄富山駅を出発。稲荷町で南富山方面と別れ、滑川・魚津方面を目指す。
なお、途中に
新庄田中駅という駅に列車が停車した。後日調べたところ、
私が来る1週間前の12月21日に開業したばかりの新駅だった。どうりで祝・開業という垂れ幕があったわけだ。
大きな川を何度もわたる。常願寺川だろうか。
富山県は水の王国とも呼ばれる。
越中三郷駅にて。
東京ではそうそう見れない雪景色の中を列車が走って行く。この風景に出合えたことがうれしかった。富山をはじめとする北陸は大雪だと旅行前に聞いたが、このくらいがちょうどよいものだろう。
途中の上市でスイッチバック。
反対方向から来た富山行き(14760系、宇奈月温泉発の118列車)を撮影。
途中、ジャージ姿の高校生を車内で多数見かけるも、途中の駅で降りていった。滑川市内に入ると地鉄電車はJR北陸本線と並行して走るようになる。中滑川駅など、JR北陸本線にはないが地鉄電車にはあるというヘンテコな駅配置だ。広島電鉄でもよく見かける状況だが、
利用者にとっては分かりづらいし、利用しにくいのではないか。統合駅というのも考えてみてはどうだろうか?
JR北陸本線と並走。車窓の向こうには立山連峰がそびえ立つ。・・・実に雄大だ。
ジャージ姿の高校生の集団が途中で降りてから2両編成の列車内はガラガラになってしまい、地元のご年配の方々が多く見受けられた。
列車は経田(きょうでん)を過ぎるとJR北陸本線と別れ、南に向かう。
9:18、電鉄黒部に到着。富山駅から約1時間10分の旅だった。
(その4)に続く。