2013年12月26日。私は年内最後の仕事を終え、急いで家路についた。その時点で22時過ぎ。翌朝は6時起床なので急がなければならなかった。27日に早い時間帯で起床した理由は、鹿児島、宮崎へ旅行にいくためだ。その2か月前に航空券を予約し、計画を練ってきた。それを実行する日となった。
12月27日、6:45。
手荷物の最終確認。着替えを入れた
リュックサック。ノート、筆記用具、折り畳み傘等をいれた
ショルダートート(キュアソード仕様)。そしてジャケット。
最終確認、OK。7時過ぎに自宅を出発し、羽田空港に向かった。
8:17に羽田空港着。私が乗る飛行機は全日空のため、第2ターミナルに向かう。年末は絶好の帰省シーズンなため、空港内は当然多くの人でごった返していた。
全日空では12月3日から搭乗券発行の仕方が変わり、自動チェックイン機で搭乗券を受け取ることになった。しかし、飛行機に乗ること自体久しぶりな私は不慣れで困ってしまった瞬間があった。自動チェックイン機の周りにスタッフさんがいつもいれば不安が少し和らぐのではないかと思った。全日空はもう少しそこらへんを考えて欲しかった。
無事に搭乗券を受け取り、手荷物検査場を通過したら目の前にはガラス越しに駐機場が見えた。そして私には一機の特別塗装機が見えた。
これは、
ゆめジェットと呼ばれる特別塗装機。
全日空設立60周年記念として2013年2月に登場したものだ。世界中の子どもたちの笑顔が印象的な塗装だ。
見学もいいけれど、目的のゲートに早く移動しなくては。
これから私が乗る飛行機。全日空621便、鹿児島行き。
搭乗開始より30分以上前に到着したためか割と暇な時間が続いてしまった。そこで他のゲートに行ってゲートクローズの様子を見たり、ラウンジ内のお店を見て回ったりしたのだった。
いざ、搭乗開始!
この日の621便に充当されたのは、ボーイング777-300型。私にとっては1年半ぶりの飛行機搭乗。意外にも全日空は今回が初めてかもしれない(それ以前に心当たりが無いから)。
帰省ラッシュの真っただ中であり、この便も満席だった。家族連れが目立ち、機内は賑やかだった。
10:03にD滑走路から離陸。南に進路を取り、高知県南部の上空を通るルートに入る。気流が安定しているせいか、水平飛行中は大きな揺れは無かった。途中、ドリンクのサービスがある他は、
割と暇だった。やることと言えば景色を見ること、機内誌「翼の王国」を読むこと、寝ること、これしか見当たらなかった。
「・・・やっぱり鹿児島は遠い。私が神戸に帰省するのとは訳が違う。羽田から神戸へだと離陸したと思ったらもう着陸だもん」
そう考えてしまった。
11:44、621便は鹿児島空港に無事着陸。その直前、気流の悪いところを通って揺れがあったのだが、無事に到着することができた。
飛行機から降りた後に一枚。
鹿児島空港のロビー。到着した人たちが次々と1階の手荷物受取場・到着ロビーに向かう。私は機内に預けた荷物は無いので、さっさと到着ロビーへと向かう。
到着ロビーにて。鹿児島県は本土以外に、奄美大島、種子島など離島の自治体を多く抱える。それを象徴するのがこの
到着便案内だと思う。その役割を担っているのが、日本エアコミューター(日航系)だ。
沖永良部島、徳之島、喜界島など様々な離島へ飛び、本土と離島を往復する際の重要な足となっている。それを印象付けるのに十分な案内だった。
鹿児島県は本土だけではない・・・。初めて訪れたところで改めてそう感じさせるものだった。
(その2)に続く。