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カテゴリ:サッカー全般
突拍子もないタイトルですが、現実に起きてしまった事件がスイスでありました。原因は、栄華を誇った名門の2部リーグ降格(約60年ぶり)でした。
スイス屈指の名門の降格にファンが激怒…選手からユニフォームを没収(14日、サッカーキング) 12日に行われたスイス・スーパーリーグ第33節ルツェルン対グラスホッパーの試合で、グラスホッパーのファンが取った行動が話題となっている。13日にスペイン紙『アス』が報じた。 敗れれば降格決定のグラスホッパーだったが、70分時点でのスコアボードは0-4と絶望的なものに。この展開に我慢の限界を迎えた数十人のグラスホッパーのファンがスタンドから降りピッチに乱入したことで、主審は選手たちに退避を命じ、機動隊も動員され試合が中断した。 ファンは「ユニフォームを着る資格はない」として選手たちにユニフォームを脱ぐように要求。15分ほどが経過し、何人かの選手たちが自分のシャツを渡したことで、試合は再開されることなく終了し、グラスホッパーの降格が決定した。 1886年に創立したグラスホッパーは、27回のリーグ優勝を誇る国内随一の名門だが、近年は優勝から遠ざかっており、遂に1950-51シーズン以来となる2部でのプレーが決定してしまった。 (引用終わり) さらには今年3月、イギリス(イングランド・2部リーグ)ではこんな実例もありました。 英2部で衝撃事件! 乱入サポーターが選手にラリアット…被害者の俊英MFは「人生最高の日だったよ…」と皮肉(3月11日、サッカーダイジェスト) まさに、衝撃的な光景が広がった。 現地時間3月10日に行なわれたチャンピオンシップ(英2部)第36節のバーミンガム対アストン・ビラの一戦で、イングランド代表MFがスタンドから乱入したサポーターに背後から暴行を受けたのだ。 ダービーが混在するイングランドのなかでも、ロンドンに次ぐ英国第2位の人口を持つバーミンガムを代表する両チームの対戦は、かなりの熱狂度を誇るマッチアップとして認知されている。今回の騒動は、輝かしいダービー史に汚点を残すであろうショッキングなものとなった。 事件が起こったのは、試合開始早々の9分。ボールがタッチラインを割ってプレーが中断された際、バーミンガムの男性がピッチ内に乱入し、アストン・ビラの10番にして主将を務めるMFジャック・グレーリッシュに猛然とダッシュして近寄ると、背後から思いっきり、ラリアットをかましたのだ。 無防備な状態でまともに受けてしまったグレーリッシュはピッチに倒れ込み、加害者のサポーターはすぐさま両チームの選手たちに囲まれ、警備スタッフに取り押さえられた。 その後、気力で立ち上がってプレーを続けたグレーリッシュは、67分に鮮やかなゴールを突き刺し、チームを1-0の勝利に導いている。 強烈な不意打ちを食らいながらも決勝ゴールを決め、一躍名を上げた23歳の俊英MFは、「今日は人生最高の日だよ。まったく……」とジョークをまじえつつ、この騒動に対する意見を展開した。 「僕はアストン・ビラの生え抜きだし、ここにキャプテンとして来られたことは夢のようだった。一人のファンとしてもね。 パンチを受けた時? 僕は相手が来ていたことに気付かず、定位置に向かって歩いていたんだ。それで気付いた時には、横っ面に強いダメージを受けたよ。 ダービーは対立関係があるものだけど、こういうことは本当にナンセンスだと思う。ただ、あの出来事が、僕の決勝ゴールを生んだのだと思う。あれで燃えたんだ」 本拠地で自軍サポーターの前代未聞の愚行を許してしまったバーミンガムは、「行為を犯した人物の行動を恥ずかしく思い、加害者をスタジアムから生涯出入り禁止処分とする」との声明を、公式サイトで発表している。 宿敵に敗れ、さらにサポーターの振る舞いで汚点も残してしまった彼らにとって、この日は“人生最悪の日”として記憶されるだろう。 (引用終わり) 現在、Jリーグや日本サッカー協会は、「リスペクト社会」というキャンペーンを行っています(日本サッカー協会・公式サイトより)。ファンの中には、選手たちが毎日どれだけ必死でサッカーに取り組んでいるか。どれだけサッカーに情熱を注いでいるか。それを全く理解していない人がいるかもしれません。 選手ではなく、ファン1人のバカげた行動のせいで、数十万人の人々に迷惑がかかってしまうかもしれない。自戒の念を込めて、そう伝えたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 19, 2019 02:37:34 PM
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