アニメ「マギアレコード」に、
水波レナというキャラクターがいます。彼女について考察を重ねれば重ねるほど、私の性格の負の側面に似ていると気付いてしまったので、書いてみたいと思います。
彼女は、非常に屈折した心の持ち主。よく言えば情熱的。悪く言えば直情的。自分に自信がないせいか、理論武装しているようにも見えます。ゆえに、
自分を心配してくれる人を言葉の力で傷つけてしまいます。学校でも友達は非常に少ないとのこと。
中学・高校時代の私と似ているのは気のせいでしょうか(親やクラス担任の心配を顧みず、マイペースで行動。何を考えているのか分からない。バカ相手にムキになる)。
例えば、
第2話において、秋野かえでとケンカした時のこと。かえでとのケンカのきっかけは、主人公・いろはちゃん(行方不明の妹を探していた)を魔法で手伝って欲しいとお願いされたことでした。それに関連してレナは「他の人になりすます(変身する)のは大変」といって、かえでのお願いを断ったのです。そしたら、「どうでもいい時には変身するくせに、人助けは嫌がるんだね」と、かえでから嫌味を言われたのです。
その直後、
レナはかえでの夢(魔法少女になった経緯)を否定するという暴挙に出たのです。
ケンカの仲裁に入った十咎ももこに対しても・・・。
「バッカみたい!保護者ぶって、くちばし突っ込まないでよ!」
と、暴言を吐いてしまいます。
小学6年生の時の私を思い出します。体育の授業で、個別で縄跳びをやっていた時のこと。自分がみんなから応援されているのに、
「応援するな!!」
と、クラスメイトや先生からの応援の声を拒絶したのです。そしたら担任は一言。
「じゃあ、応援しません」
クラスメイトや担任は静まり返ってしまいました。
みんなから応援されている自分、祝福されている自分が恥ずかしかったのかもしれません。
もっと印象的だったのが、
第3話。
魔物を呼び寄せるために、「絶交からの仲直り」を演じるはずだったのだが・・・。
レナ「そんなすぐに、仲直りしたーいなんて気持ちになれるわけないでしょ?」
ももこ「レナなぁ、そういうところだぞ?」
レナ「仕方ないじゃない。気持ちは変えられないわよ」
ももこ「かえでが戻ってこなくてもいいのか?」
レナ「そんなこと言ってないじゃない。なんでそう思うのよ。なんでみんな…そんなことばかり言うのよ。かえでには、帰ってきてほしいわよ…このままいなくなったら、ますますレナが悪者になるじゃない。
・・・いつもいつもいつもいつもいーっつも!
謝るのはかえで!怒るのはレナ!かえでは善人ヅラしてニコニコして、そうやっていい子しながら、ももこに守られてればいいのよ!
かえでがいなければ…こんな気持ちにならなかったのに・・・。かえでなんて嫌い・・・嫌い!大嫌い! 帰ってきても・・・絶対に仲直りなんてしない。今度こそホントのホントに絶交する。
かえではもう・・・レナと友達でいなくていいよ。かえで・・・ごめんね。今まで・・・友達でいさせて・・・。レナなんかの友達にして…ごめんね」
絶交したことへの「ごめんね」ではなく、
友達であったことへの「ごめんね」が出てしまいました。
レナちゃんとかえでちゃんの関係は、まるで私にも身の覚えのあるように感じます。
F1で言うと、アイルトン・セナとアラン・プロストのように
激しい確執の末に最後は和解・・・となるのか。それとも、ルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグのように、
もう修復不可能なほどの確執が続くのか。