11日に行われた、F1第11戦・アイフェルGP (ドイツ、ニュルブルクリンク)において、ルイス・ハミルトンがF1で通算91回目の優勝 を果たしました。遂にミハエル・シューマッハーの記録に並びました。
私がF1にのめり込んだのが14歳のときでした。その時は、弟が買ってきたニンテンドー64用ゲームソフト「F-1 WORLD GRAND PRIX」 がきっかけでした。そのゲームソフトは1997年度の実際の日程を使用したゲームでした。同封された付録には計22人のドライバーのプロフィールが書かれていました。それを読んでみると・・・。
ミハエル・シューマッハー(当時28歳)
出場回数:102回
ポールポジション:17回
優勝:27回
1997年当時の現役選手の中では最多の優勝回数でした。
F1を知り始めたばかりの私は言葉を失ったものです。強くて憎たらしいと思ったものです。
1992年~2006年にかけてミハエル・シューマッハーはF1通算91回の優勝を果たしました。2001年ハンガリーGPで(それまでの最多優勝記録だった)アラン・プロストの記録に並びました。次の同年ベルギーGPでプロスト氏の記録を更新。ミハエル最後の優勝は2006年中国GPでした。
彼は2006年シーズン終了をもって一度現役を引退したものの、3年間のブランクを経て、2010年にメルセデスより現役に復帰しました。しかしメルセデスでの3年間では、新傾向のF1マシンに全く対応できなかったと言っていいでしょう。優勝どころか表彰台にすら登れないレースが続きました。メルセデスでの3年間で表彰台に上がれたのは1回だけ(2012年ヨーロッパGP)でした。
それでも彼のF1通算91勝は、絶対に破られないだろう金字塔と思えたのです。
2014年にF1は大きくルールが変わり、エンジンと回生ブレーキなどで構成されるパワーユニットで戦うマシンとなりました。それからは、メルセデスの黄金時代が続いています。ミハエルがいた頃のフェラーリ以上に強いのです。
「どうせまたメルセデスが勝つんだろ?」
と毎回思うようになりました。
それからまだあります。毎年のようにルール変更が行われる、技術者が苦労して開発されたアイデアが次々に規制される。規制でがんじがらめのF1に嫌気が差してきたのです。 代わりに、フォーミュラEや、ルマン24時間レースにも関心を持つようになりました。
ルイス・ハミルトンの今回の記録更新は、私にとって寂しさを感じるものとなってしまいました。
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Last updated
Oct 12, 2020 05:48:15 PM
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