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カテゴリ:野球
2005年4月29日、四国アイランドリーグが開幕しました。それは日本で初めての野球独立リーグ(NPBに加盟していない、地域密着型の準プロリーグ)でした。今や、独立リーグは北海道、BCリーグ(関東~中部地方)、関西、四国、九州の5つ。計26チームが活動しています。
その独立リーグに、約15年前にホリエモンとして当時の時代の寵児となった堀江貴文氏が参入するというニュースが、今日、西日本新聞で報道されました。しかも新チームの拠点は、私の新しい地元である北九州市。「堀江さんは八女市出身なのに、なぜ北九州市なのか」という意味で私は驚いています。 ホリエモンが新球団を設立 球界再編から17年、福岡・北九州で独立リーグ参戦(22日、西日本スポーツ) 実業家のホリエモンこと堀江貴文氏(48)は21日、西日本新聞の取材に応じ、北九州市を本拠地とするプロ野球独立リーグの新球団を設立する計画を明かした。球団名は「福岡北九州フェニックス」で4月に同市で運営会社を設置。今年始動した九州アジアリーグへの来季からの参入を目指し、加盟申請を開始した。同氏は創立者として株主、取締役の立場で経営に参画。2004年の球界再編騒動で主役となった一人が、17年の時を経て新球団の経営に挑戦する。 ■「NPBにできないことを」 堀江氏は今春の「九州アジアリーグ」新設に反応し、自身のオンラインサロンのメンバーによる球団運営を思い立った。「世界的にも前代未聞だと思う。多様化するこれからの生き方を定義する上で、有意義な時間の使い方としてスポーツはすごく大事。中でも野球は、日本ではキング・オブ・スポーツ」と力説。新球団の年間予算は約1億円と見積もり「NPB(日本野球機構)の球団をつくるのに比べたら、参入障壁は低い」と即行動に移した。 旧ライブドア社長だった2004年に楽天との球界参入争いを繰り広げた。ベンチャーでのロケット開発など幅広く活動する中、スポーツ界とも関わった。15年からJリーグのアドバイザー。昨年サッカークラブもつくって東京都社会人リーグに参入した。バスケットボールでは18、19年にBリーグ福岡で取締役。昨春3人制チームも設立した。 野球では今年2月、ルートインBCリーグ埼玉のアドバイザーに就任。その前から九州アジアリーグ設立に関わった熊本・火の国の神田康範社長と連絡を取っていた。堀江氏にとってBリーグ福岡の取締役時代の社長。自らの故郷福岡で機会を模索した中、出資者の縁もあり北九州市にたどり着いた。 球団名は「福岡北九州フェニックス」。公募も検討したが、04年当時に公募で挙がった「仙台ライブドアフェニックス」から継承した。「仙台でできなかった不死鳥が、17年越しに北九州で復活するのも面白いでしょ。ユニホームも(当時の)フェニックスのデザインを踏襲する」と笑う。 ■清原氏、新庄氏も呼ぶ!? 理念は「独立リーグなりの、もっとライトな楽しみ方を。NPBにできないことを」。飲食や娯楽を含めて多様な観戦スタイルを提供するボールパークの構築を挙げる。またBCリーグの出場規定緩和の動きにも触れ「ゲスト選手もいる。例えば清原(和博)さんが1打席でも出てくれたらうれしいじゃないですか。新庄(剛志)さんも福岡出身」とビッグネームのゲスト参戦構想もぶち上げた。地域貢献、地方創生というリーグ理念に沿う活動も検討中だ。 球団社長はオンラインサロンのメンバー槇原淳展氏(30)。今年2月から北九州市に拠点を移し、体制づくり中だ。福岡県を本拠地とするソフトバンクにも関係者を通じ、新球団の動きを報告した。本拠地は北九州市民球場を予定。同球場はアマも含めて試合が多く、近隣の球場利用へ各自治体と折衝中という。選手は初年度約25人の見込み。設立の正式発表は今夏以降の見通しで、並行して監督などの人選も進める。選手はトライアウトなどで獲得することになりそうだ。 株主、取締役としての堀江氏は「基本的にオンラインで関わる」という。「あまり文句は言わず、大きな方向性を間違わないように。あとはスポンサー集めを手伝ったり」と支える役目を自任。「新球団なので、ある程度、自由にさせてもらいつつ…。とはいえ、野球界のことなので。諸先輩方をしっかり立てながら」と殊勝に語った。 ◆堀江貴文(ほりえ・たかふみ)1972年10月29日生まれ。福岡県八女市出身。久留米大付設高を経て東大在学中に起業。旧ライブドア社長も務め、2004年の球界再編では近鉄球団の買収や新球団でのプロ野球参入の意向を表明した。05年には衆院選に立候補。現在は北海道に創立した宇宙ベンチャーでのロケット開発や、会員制オンラインサロンの運営、有料メールマガジンの配信などを行っている。 ◆九州のプロ野球独立リーグ 新設された「九州アジアリーグ」が今春開幕。熊本・火の国と大分の2球団で争い、ソフトバンク3軍や他の独立リーグ球団との交流戦も行っている。熊本・火の国は社会人の熊本ゴールデンラークスが母体で、大分は新球団。加盟には審査があり、運営体制や資金面、球場確保などの条件がある。 かつて九州には別の独立リーグ構想があり、福岡県には2008年から「福岡レッドワーブラーズ」があったが、資金難で09年限りで活動をやめ、リーグ構想は消滅した。 (引用終わり) 思えば堀江氏は2004年6月末、当時合併問題で揺れていた近鉄バファローズの買収に名乗りをあげました。同年6月13日、オリックス・ブルーウェーブと近鉄バファローズの合併計画が発覚し、全国のプロ野球ファンの間に動揺が広がりました。それから2週間後、彼は球団買収計画を発表しました。彼は当時31歳。大勢のプロ野球ファンから救世主としてもてはやされました。 結果として、同年9月8日のオーナー会議で旧オリックス球団と近鉄球団の合併が承認されたことで買収計画は失敗に終わったものの、NPB新規参入争いで楽天グループと競うなど、様々な印象的なニュースを与えてきました。 堀江氏に対する私の北九州市民としての印象は「福岡県出身といっても筑後(久留米市、八女市など)の人間。北九州市とは心の距離がかなりある」です。でも彼の本は読んだことがあります。 その代表例が、 ・「本音で生きる 一秒も後悔しない強い生き方」(SBクリエイティブ) そこからは、今までの常識を否定されるような独特の人生観、仕事観が書かれています。 次はどんな一手を出すのか、注意して見ていきます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 22, 2021 10:01:45 PM
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