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カテゴリ:キャリアデザイン
既出かもしれませんが、私は大学時代の就職活動で失敗しました。首都圏の中堅私大の学生なのに、どの企業からも内定を取れなかった。それは順調そうな人生を歩んでいた私にとって、人生で初めての大きな挫折でした。
なぜその時の就職活動に失敗したのか。原因の一つとしては「5年後、10年後の自分はどうなりたいか」を、入学時から全くイメージしてこなかったから、だと考えられます。 現実世界の私は、「どこかの有名大学に受かること」が最大の目標でした。なぜなら、小学校、中学校、高校で、自分の将来(どんな社会人になりたいか?適職は?自分の性格は?など)を具体的に考えることがほとんど無かったから。 小学校を卒業したら中学校へ。中学校を卒業したら高校受験を経て高校へ。高校を卒業したら大学受験を経て大学へ。大学を卒業したら民間企業に就職・・・。そういう「常識」を全く疑うことなく、ところてんみたいに生きてきたのです。 だから大学に入学した後、適当に興味のある授業を受けて、定期試験を受けて、合格する。それで勉強した気になっていました。どの部活やサークルにも所属せず、「帰宅部」としてソロでやりたい放題。女性とのマナーある接し方も分かっていませんでした。アルバイトも、小田急線での駅員アルバイトを半年間でクビになって以来、長期バイトをやっていませんでした。 「5年後、10年後のこと」だとか、自分の適性・適職を全く真剣に考えることなく、ただ目の前のことに悠長に取り組む・・・。だから私は就職活動の時、「中味が空っぽ」だったんだと思います。 これは、私が34歳になった今だから言えることです。 34歳時点での価値観を持った私が、当時18歳の私だったら、どう行動していたか。 スバル(Re:ゼロから始める異世界生活)や北条沙都子(ひぐらしのなく頃に)のように、「死に戻り」の能力を使えるとしたら。遅くとも、2004年8月1日(当時高3)に戻れるとしたら・・・。 私は大学で「こんな勉強をしたい」と具体的に考えることができたでしょう。 =法学部に入学したのだから・・・= ・法律系の資格試験に挑戦したい。法学部での勉強を一生懸命頑張った証拠として、在学中に行政書士(国家試験)に合格したい。 ・当時、UFJ信託銀行が住友信託銀行に吸収合併される計画が白紙撤回されたことがきっかけで、企業法務に興味を持った。だから企業法務も勉強してみたい。 ・少年犯罪が注目された時代だったので、少年法も勉強してみたい。 =英語以外の外国語= ・ドイツ語と韓国語を初心者レベルでもいいからマスターしたい。 =他学部の講座= ・商学部の授業も受けて、広告でのターゲット設定やマーケティング論、経済史なども学んでみたい。 =学費の問題等= ・大学の学費に関して「定額・勉強し放題」なので、限界までたくさん授業を受けてみたい。教職課程も履修して、卒業する時には200単位取得・・・という状態になってみたい。 また、「嫌いなクラスメイトが自分と同じ大学を受験する」ことは、自分の人生からしたらとても小さいことかもしれないでしょう。だって、もしお互い合格・進学したとしたら、そいつとは絶対に友達にならない、関わらない、会話すらしない。自分の人生だもの。これさえ守れば、幸せな大学生活が保障されていたでしょう。 ・・・以上の価値観から、大学選びをしていたでしょう。 34歳の私が考える、「もし私が17歳の大学受験生だったら」の受験校選び。 1:法学部と商学部(または商学系の学科)の両方がある、東京都または神奈川県の大学。 理想としては明治大学(挑戦校)、東洋大学、神奈川大学(いずれも堅実校)、亜細亜大学(滑り止め)。 2:上記の理想像は置いておいて、日東駒専のどこかの大学に進学。 そこで法律とビジネス、ドイツ語を徹底的に勉強する。 3:大学卒業後の進路はどうなっていた? ・大学院に進学することなく、民間企業の法律専門職として就職。あるいは市役所職員など地方公務員として入庁。 ・26~27歳のときに結婚。31歳前後で子どもが誕生。 アニメ「ひぐらしのなく頃に・業」で、北条沙都子は異空間で、様々な人生の分岐点ともいえる「かけら」を見つけ、その異世界(パラレルワールド)へ飛んでいきます。そして、自分の思い通りに上手くいかなかったら一度死んで、またやり直す・・・の繰り返しをしていました。 別の「かけら」(パラレルワールド)でもコロナ禍が起こることを考慮しても、その「かけら」での私は、現実とは全然違う人生を歩んでいたでしょう。東京を捨てて、福岡に移住することもしなかったでしょう。まぁ、どっちにしても東京に残っていたら「井の中の蛙」状態で、東京都民として偉そうな態度を取っていたでしょうね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Aug 21, 2021 08:30:06 PM
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