私は東京に住んでいた間、よく新幹線を利用しました。特に大学院を卒業して社会人になってからは、旅行や就職活動、セミナーなどで東海道新幹線を度々利用しました。
私個人として、最も利用回数が多い区間は新横浜~新神戸間。私が小学1年生の時に初乗車して以来、帰省や旅行などでお世話になっております。
それ以来、乗車したことのある区間は、
=JR東日本の新幹線=
東北新幹線:東京~八戸
上越新幹線:大宮~新潟
北陸新幹線:高崎~長野
=東海道・山陽・九州新幹線=
東京~熊本
以上です。
しかし、これは私が首都・東京に住んでいたからできたことだと思います。
2日、「北九州市のとある高校」に勤務する私は、某運動部の顧問として生徒の引率をしていました。保護者様ともお話をさせていただく機会がありました。その中で、その保護者様は「新幹線に一度しか乗ったことがない」とのことでした。
これは少しショッキングでした。
なぜなら今の私が勤務する高校は、北九州市内はもちろんですが、遠くからも生徒が来ます。山口県から来ている生徒もいます。福岡県内でも周防灘沿いの地方都市から通っている生徒もいます。
私はとっさに理解しました。
ああ、福岡県(京築地方)、大分県、宮崎県、鹿児島県(大隅地方)の人達にとって、新幹線に乗ることは、大きな憧れなんだ。
九州新幹線は2004年3月に新八代~鹿児島中央間が先行開業。2011年3月に全線開通となりました。2022年秋には西九州新幹線(長崎新幹線)が開通予定です。でも九州の東側はどうでしょうか?JR日豊本線の特急ソニックが走ってはいるものの、「高速列車」には全く縁のない地方なのです。
平成の時代、日本では新幹線が続々と延伸開業を果たしました。「令和という時代になっても、新幹線に縁のない地方がある」というのが、東京都民を30年間やっていた私にとってはショッキングだったのです。
東京に残り続けていたら、井の中の蛙になるところでした。
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Last updated
Oct 7, 2021 10:36:06 PM
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