かなり昔から構想されてきた長崎新幹線こと、
西九州新幹線が2022年9月23日（金・秋分の日）に開業することになりました。
西九州新幹線は武雄温泉～長崎間が開業し、５つの新幹線駅が設置されます。
・武雄温泉（佐賀県武雄市。JR佐世保線と接続）
・嬉野温泉（佐賀県嬉野市）
・新大村（長崎県大村市。JR大村線と接続）
・諫早（長崎県諫早市。JR長崎本線と接続）
・長崎（長崎市）
列車ダイヤの予想としては･･･、
・ノンストップ便：毎時１往復
・各駅停車の便：毎時１往復
☆いずれも武雄温泉駅で博多発着の在来線特急と接続。
九州新幹線が新八代～鹿児島中央間しか通っていなかった時代と同じ形態になると思います。その当時は新八代駅で、博多発着の在来線特急と九州新幹線・つばめ号が、同じホームで乗り換えられる構造になっていました。
ただ、西九州新幹線の残る区間である
新鳥栖～武雄温泉間は着工の目途すら立っていないのは大問題ですね。
フリーゲージトレイン方式（※）は断念したとも聞きました。2030年までに開業して、博多～長崎間が新幹線で乗り換えなしで結ばれると良いのですが。
※フリーゲージトレイン（Free Gauge Train）
→
レールの幅（軌間）が異なる区間の線路を直通できる機関を導入した列車のこと。新幹線（1,435mm）とJR在来線の多く（1,067mm）は軌間が別れています。
西九州新幹線9月23日開業を正式発表 10月には観光キャンペーン（23日、西日本新聞）
JR九州は22日、佐賀、長崎両県を結ぶ西九州新幹線（武雄温泉－長崎）の開業日を9月23日に決めたと発表した。早期開業を望む沿線自治体などの要望もあり、複数の候補日の中で最も早く、秋の観光需要を取り込みやすい3連休の初日とした。
青柳俊彦社長は22日の記者会見で「佐賀、長崎の楽しさを全国に発信するチャンス。西九州新幹線ブームを引き起こしたい」などと意気込みを語った。
西九州新幹線は約66キロの区間に、新設の嬉野温泉（佐賀県嬉野市）や新大村（長崎県大村市）を含む計5駅があり、「N700S」をベースにした新車両
「かもめ」4編成（1編成6両）を投入する。
在来線の博多－武雄温泉間に特急
「リレーかもめ」を走らせ、武雄温泉駅のホームで新幹線と在来線を乗り換える「リレー方式」を採用。博多－長崎の所要時間は最速約1時間20分と、これまでより30分ほど短縮されるという。
佐賀、長崎両県とJRグループ6社は10月1日から、大型観光キャンペーンを展開する予定。新型コロナウイルス禍で落ち込む観光業の復興につなげる。
（山本諒）
（引用終わり）
