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テーマ:政治について(19884)
カテゴリ:政治
10日に第26回参院選の投開票が行われました。福岡県に住む私はNHK東京の開票速報(インターネット同時配信)を、夜8時から深夜0時半頃まで視聴していました。今回は、その第26回参院選の結果発表と、私のシリーズ「選挙で遊ぼう」での議席予想との差を確認します。
0.はじめに 8日、安倍晋三・元首相が奈良市の大和西大寺駅で演説中に銃撃され、亡くなりました。突然の出来事で、信じられませんでした。これは本当に日本国内のニュースなのかと。中東やアフリカの政情不安定な国のニュースかと思いました。 私は安倍氏死去の速報を毎日新聞のニュースサイトで聞いた瞬間、自然と、事件への怒り、悔しさ、寂しさを感じました。そこから「クソ・・・クソォォォォォ・・・」と泣き崩れるようにつぶやきました。 私は、安倍内閣とは政治的立場や哲学が大きく異なっていると自負していました。ですが安倍氏は強いリーダーシップや情熱の持ち主でした。この場で、ご冥福をお祈りいたします。自分の意に沿わない政治家や言論を暴力によって否定するのは、決して許されるものではありません。 第二次安倍内閣は2012年12月26日に発足。2013年に本格始動したわけですが、私はもうその頃には、政治系のコミュニティの殺伐とした雰囲気に不快感を覚えていました。そのため2013年7月の参院選以降、当ブログは、「鉄道・交通」「スポーツ」「アニメ」を三本柱と据えるようになりました。政治系の記事を書くことは非常に少なくなりました(唯一、選挙だけは例外として定期的に書いている)。 日刊スポーツ・コラム「政界地獄耳」(2022年7月9日) 暴力への対抗手段は選挙というルール守り堂々と投票に行くこと ★元首相・安倍晋三が暗殺された。この日本で参院選挙の遊説中に銃によって政治家が撃たれて死亡するという現実に日本中がショックに包まれた。野党各党は一斉に民主主義への挑戦、許されないと言い、安倍の安否を気遣った。自民党、立憲民主党をはじめ各党は8日の選挙活動をとりやめ、全国で遊説中の閣僚は都内に招集された。事件発生直後から心肺停止との情報が流れ、重篤であることは国民にも分かった。 ★担当医は運び込まれたときから心肺停止といい、昭恵夫人の到着を待って死亡が確認されたようだ。このショックは国民のみならず政界にも波及する。自民党幹事長・茂木敏充は「参院選の9日の活動は予定通り実施する」と発表。公明党代表・山口那津男も「言論封殺をはね返してきちんと有権者に訴えていきたい」と民主主義の根幹である参院選挙でこの訃報をはね返すとした。政治家など要人がこの時期、街に出ていくことは本当に怖いと思う。だがほとんどの候補者は陣営関係者だけで警護どころか何の安全対策もない。それでも政界幹部が案ずるのは国民や政界の思考停止状態に陥ることだろう。 ★ネットにはこの蛮行に乗じて「弔い選挙になるのではないか」との声も散見される。民主政治を暴力で排除しようとすることに対抗する手段は選挙というルールを守り、堂々と国民が投票しに行くことだ。民主主義を守るための行動が国民には残されている。それにこたえるために政治家は今日1日、残りの時間を日本の民主主義のために使ってほしい。政党の勝敗も大切だが、議会を守る覚悟で候補者には臨んでほしい。蛮行の背景はわからないが、民主主義を停滞させることが事件の成功になってしまう。国民もそれにこたえるべきだ。(K)※敬称略 (引用終わり) 1.全体の結果(改選定数:124+補欠当選1) 実際の結果と、私の予想を比較します。【私の議席予想】 =連立与党= 自民党 63 【56】 公明党 13 【13】 =野党= 立憲民主党 16+1【21】 日本維新の会 12 【14】 国民民主党 5 【6】 共産党 4 【5】 れいわ新選組 3 【3】 社民党 1 【0】 NHK党 1 【0】 参政党 1 【0】 他 5 【6】 =総評= 1人区での野党共闘が崩壊し、左派野党連合は総崩れと言うしかありません。まさか立憲がここまで議席を失うとは予想外でした。岸田内閣不信任案を巡って、旧民主党系の2党(立憲民主党と国民民主党)の意見が真っ向から対立。【立憲、共産、社民、れいわ】陣営と、【維新、国民民主】陣営の溝が深まった結果、野党共闘の態勢は自滅したと言っていいでしょう。 2.一人区の結果 実際の結果・・・自民党の28勝4敗。 私の予想【自民党の21勝11敗】 自民が敗北した県は、青森、山形、長野、沖縄の4県でした。 岩手、新潟、大分など「野党が辛うじて勝利するだろう」と私が予想した県でも次々と自民党が勝利。私の予想は大ハズレでした。 続けて複数区(2人区~6人区)。 実際の当選者【私の予想】 =2人区= 茨城 自民、旧民主党系無所属 【予想通り】 静岡 自民、国民民主系無所属 【自民、旧民主党系無所属】 京都 自民、立憲 【自民、維新】 広島 自民、旧民主党系無所属 【予想通り】 =3人区= 北海道 自民、自民、立憲 【予想通り】 千葉 自民、自民、立憲 【自民、立憲、維新】 兵庫 自民、公明、維新 【予想通り】 福岡 自民、立憲、公明 【予想通り】 =4人区(神奈川だけ補欠当選で+1)= 埼玉 自民、公明、立憲、国民民主系無所属 【予想通り】 神奈川 自民、自民、公明、立憲、維新 【組み合わせは予想通り】 →補欠当選枠は立憲でした。【私の予想は、自民2人目でした】 愛知 自民、公明、立憲、国民民主 【予想通り】 大阪 自民、公明、維新、維新 【予想通り】 =6人区= 東京 自民、自民、公明、立憲、共産、れいわ新選組 【予想通り】 次回は、比例区の結果分析に移ります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jul 16, 2022 09:20:02 PM
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