大阪メトロ中央線は、私にとって大阪の地下鉄の中で最も縁の深い路線です。その沿線に、叔母夫婦が住んでおり、時には中央線で、時には(父が運転する)マイカーで移動したものです。また、叔母に連れていってもらった上で、海遊館や難波駅、関西空港を探検したことが懐かしく感じます。
その大阪メトロ中央線が来年から大きく変わります。一番の要因は、2025年4月13日に開幕する大阪万博(Osaka 2025。メイン会場は、大阪市 此花区 夢洲)です。
(1)新型車両の導入。
(2)コスモスクエアから先、夢洲(ゆめしま)への延伸。
(3)森ノ宮駅から大阪公立大学に向かう支線の建設。
(1)新型車両の導入。
大阪万博に向けて、2種類の新型車両が導入されます。
400系、30000A系という2種類です。この2種類が大阪万博開催時での大量輸送を支えます。
400系は2023年4月デビュー予定で、八角形という斬新なデザイン。内装はセミクロスシートで、先頭車両にはUSBポートも完備という次世代の電車です。
一方、30000A系は、谷町線や御堂筋線で導入済みの30000系のマイナーチェンジ版です。中央線で長らく活躍してきた20系を置き換えるという目的も兼ねています。万博終了後は谷町線に転属予定です。
(2)コスモスクエアから先、夢洲への延伸。
中央線は平成初期まで大阪港駅(港区)が西の終点でした。1997年12月にコスモスクエア駅(住之江区)まで延伸。その駅からさらに西へ、万博のメイン会場である夢洲まで延伸します。既に夢咲トンネルという道路・鉄道併用トンネルが建設されており、後は線路を敷いて信号を設置するだけという状態なのですね。
(3)森ノ宮駅から大阪公立大学に向かう支線の建設。
これは今年11月になって急浮上した計画。森ノ宮駅(中央区)から延びる(車庫への)回送線を利用し、大学へのアクセス路線として整備するというものです。JRでいうと福岡県のJR西日本・博多南線が一番近いですね。
ちなみに大阪公立大学とは、2022年4月に大阪府立大学と大阪市立大学が統合して発足した、新しい大学です。2025年に大阪公立大学では森ノ宮駅付近に新しいキャンパスの開設を計画しています。
これからの数年間で大きく変貌する路線を見つめるのが楽しみになってきました。
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Last updated
Dec 10, 2022 08:17:57 AM
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