今日、1月3日は、7度のF1世界王者、ミハエル・シューマッハー(Michael Schumacher)の誕生日です。
ミハエルはドイツ、ノルトライン・ヴェストファーレン州出身。1991年8月のベルギーGPでF1デビュー(当時22歳)。当初はジョーダン・チームからのデビューでした。次戦・イタリアGPの直前、新興の強豪・ベネトンに電撃移籍。翌年の'92年からベネトンでフル参戦開始。参戦2年目に初優勝。優勝91回の初優勝は、デビュー1周年のベルギーGPでした。'94年には25歳でF1王者に。当時では2番目に年少の世界王者でした。
1996年に名門・フェラーリに移籍。最初の数年間は、優勝しながらもチャンピオンから遠ざかりました。2000年から'04年にかけて5年連続の世界王者となりました。特に2002年、'04年は年間で10回以上優勝。憎たらしいほどの強さでした。
2006年シーズン終了をもって、一度は現役引退をしますが、2010年に41歳で現役復帰。2010年代の最強チーム・メルセデスからの現役復帰でした。しかし3年間のブランクに加え、マシンの規定が大幅に変わったこともあり、フェラーリ在籍時の憎たらしい強さは全く感じられませんでした。メルセデス時代は3年間で1回(2012年ヨーロッパGP)しか表彰台に上がれませんでした。2012年シーズン終了後、本当にF1活動を引退しました。
現役引退後のミハエルは家族と悠々自適に過ごすかと思われました。スキーが趣味で、プロ級の腕前と言われてきました。しかし2013年の年末、フランスのアルプスへの家族旅行でスキーを楽しんでいた際、ミハエルはスキー場でむき出しの岩に頭部を強打したのです(未整備のコースを滑っていたとも言われています)。
すぐに救急搬送されたものの、意識不明の重体になりました。事故当時のミハエルはヘルメットを着用していました。もしヘルメット無しだったら、とっくに亡くなっていたそうです。意識を取り戻したのは、事故から半年後。しかしリハビリが必要なほど容態は深刻で、ミハエルはもう二度と、一般のファンの前に姿を現すことは無いでしょう。スキー事故の後、ミハエルが今どんな状態なのか、シューマッハー家は一切公表していません。
長男・ミックは2021年にハースからF1デビューを果たしました。ミハエル・シューマッハーの直後の世代でもキミ・ライコネン、セバスチャン・ベッテルなど多くの実力者がF1を引退しています。2023年現在も現役なのはフェルナンド・アロンソくらいです。
無理を承知で言わせてください。
ミハエル、帰ってきて下さい。
ミハエルは今も闘っています。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 3, 2023 09:07:39 PM
コメント(0)
|
コメントを書く
もっと見る