2016/01/25(月)07:29
2016年、英国発の金融危機警報
1973年、五島勉氏の『ノストラダムスの大予言』が出版された。
1999年7か月、
空から恐怖の大王が来るだろう、
アンゴルモアの大王を蘇らせ、
マルスの前後に首尾よく支配するために。
という一節をもって、地球的危機説が唱えられた。
1999年7月31日、GLAYが「MAKUHARI MESSE 10TH ANNIVERSARY GLAY EXPO’99 SURVIVAL」を開催。
幕張メッセに20万人を動員し、国内最大、有料ライブの観客動員数の世界記録を打ち立てた。
2012年、メソアメリカ文明の長期暦が一区切りをむかえる事から、人類滅亡の危機が唱えられた。
2012年、2月に東京スカイツリー竣工、自立式鉄塔として世界一の高さ。
4月、金正恩氏が朝鮮労働党の第一書記に就任し、5月、ウラジミールプーチン氏がロシア大統領に当選し、12月は 朴槿恵氏が大韓民国大統領に就任。
毎年様々な地球規模の危機が唱えられてきた。
日本の株式市場では「騒ぐ年」とされる申年、2016年、年明けのん日経平均の急落で波乱の幕開けとなった。
根拠のない格言はどうでもよいと思うが、英国の大手金融筋からの警告は気になる。
英国大手銀行RBSが異例の警告
「極めて深刻な事態、投資家は全てを売るべきだ」
2016年1月21日 MONEY VOICE
…(略)…
「2016は大激変の年」と宣言~英国大手銀行RBS
ロイヤルバンク・オブ・スコットランド(略称:RBS)は、英国の大手銀行で、スコットランド・ポンドの紙幣発行権を持つ3つの市中銀行のうちの1つ。
そのRBSが、「2016年は大変動の年になる」と、主流メディアを使って「カタストロフィー」を警告しています。
数日前から、ネット上には、「Cataclysmic Year(大激変の年)」という文字が躍っています。
つまり、想像もできなかったほどの大きな激変によって、世界が無秩序状態の渦の中に引き込まれる、という意味です。
…(略)…
RBSのコメントが衝撃的なのは、「顧客は、高品質の優良債権以外は、すべてを売るべきだ」そして、「投資家は、この事態をもっとも恐れなければならない」と強く警告していることです。
こうした話が、年中、経済崩壊を煽っている恐怖ブログではなく、世界で20位以内にはいる英国の大手銀行が発したことの意味が大きいのです。
…(略)…
過激派イスラム勢力によるテロの多発、資源安、中国経済の成長鈍化などにより、投資資金はリスクをとらない方向に急転回した。
投資家に警告を発したのは世界経済取引のセンターである大英帝国のRBSだけではない。
米国からも警告が発せられた。
…(略)…
アメリカの最大手銀行、J.P.モルガン・チェイスは投資家に、「たとえ一時のリバウンドがあろうとも、株を売るよう訴えています」。
とうとうJ.P.モルガン・チェイスが、株式市場に背を向けました。
この7年で初めて、この投資銀行は投資家に、どんなリバウンドがあろうとも、株を売るよう訴えています。
「私たちは、普通株から得られるリターンが著しく悪化した、と見ています。
過去7年間とは対照的に、一時的な下落は買いの機会であると提唱してきましたが、ここにきて、情勢はどんなときでも売り一辺倒に変わったのです」と、J.P.モルガン・チェイスのミスラフ・マテイカ(Mislav Matejka)はレポートの中で述べています。
テクニカルな指標を用いて、米国の製造業における下方曲線と商品の弱含みが継続していることを総合的に勘案すると、貧血気味の企業収益の予想は赤旗を上げています。
…(略)…
2015年4月、高い収益率を保ち続けている米国の複合企業、ゼネラル・エレクトリック(GE)は金融部門GEキャピタルの大半を売却する計画を発表した。
GEはそれまで主力だった金融事業の売却により、売上高の90%以上が製造業となる。
英米の大手金融機関の警告とGEの動きは、金融環境の劇的変化を予感させる。
驚くほど良く当たるとされる日本の株式市場の格言は、
辰巳天井、午尻下がり、未辛抱、申酉騒ぐ。
戌は笑い、亥固まる、子は繁栄、
丑はつまずき、寅千里を走り、卯は跳ねる。
ということだ。
日経平均が2万円を超え1万9000円を挟む展開が続いた昨年、未年の言葉は「辛抱」。
そうなのか?