2021/10/08(金)14:19
世界一の廃墟、ついに解消? 北朝鮮・柳京ホテル
柳京ホテル(リュギョンホテル)は平壌直轄市に立つ北朝鮮経済的挫折のモニュメント。 1988年のソウルオリンピックに対抗して開催した第13回世界青年学生祭典(1989年)に間に合わせるべく、1987年に起工。
北朝鮮の威信をかけた「世界一のホテル」として、当時韓国一の高さを誇ったソウルの63ビルや韓国の双竜グループが1986年にシンガポールに建てた当時高さ世界一のホテル・ウェスティン・スタンフォード・シンガポールよりも高くすることを目指した。
1992年、建設は完全に中断。 以後、備品も窓も外装もないまま放置。 光寺の中断は資金不足が原因とされる。 2008年5月、16年ぶりに建設工事が再開。 そして今年の4月、故金正日氏の委員長就任25周年を祝ってか、4月27日に開催が予定されている11年ぶりの南北首脳会談に向けての期待なのか、柳京頬ホテルに光が灯った。
平壌の「滅びのホテル」に浮かび上がる国旗 ついに一部オープンか 2018年4月10日 AFPBB News 北朝鮮・平壌に数十年にわたり立ち続ける未完成の巨大ピラミッド型ホテル「柳京ホテル(Ryugyong Hotel)」が9日夜、ライトアップされた。
105階建てホテルの頂上付近にライトが設置され、赤、白、青からなる北朝鮮の国旗が映し出された。 建物の輪郭は黄色の光で彩られ、玄関からは多色の光
が放たれた。 ライトアップは1時間足らずで終了したが、この不運
な建物に関する臆測が飛び交うことになりそうだ。 建設開始は1987年、北朝鮮の「建国の父」である故
金日成国家主席が同国を統治していた時代にさかのぼる。 …(略)…
ホテルが建つ普通江地域は大同江の支流である普通江
に取り巻かれた軟弱地盤地帯。 この劣悪な地盤と設計ミスにより建物の傾きが判明。 永年放置されたため、コンクリートのクラックに入り込んだ水分が冬の寒さで凍結膨張をくりかえし強度が低
下したともされる。
「ケンチャナヨ」は南北朝鮮共通の民族性。 傾いていようが、強度が著しく低下していようが、
無慈悲な金正恩同士が完成を目指せば完成する。 延べ建築面積は約36万m2、105階建、客室数3,000
室とされるホテルはフル稼働するのだろうか?