2021/04/05(月)07:14
『銃・病原菌・鉄 下巻』3月の読書(21)
『銃・病原菌・鉄 下巻』
著者 ジャレドダイアモンド
訳者 倉骨彰
草思社文庫 2012年2月10日
著者には申し訳ないことかもしれないが、世界史の勢力地図の科学的論証の中で、私が最も注目したのは「第12章 文字をつくった人と借りた人」「第13章 発明は必要の母である」の記述内容。
第12章については、自分が漢字かな交じり文を使う日本人であるためと思う。
第13章については、完全を求め失敗に厳しい最近の保守化する日本が文明の進化から脱落する様を論証されているようで、多いに気になった。
目 次
第3部 銃・病原菌・鉄の謎(承前)
第12章 文字をつくった人と借りた人
第13章 発明は必要の母である
第14章 平等な社会から集権的な社会へ
第4部 世界に横たわる謎
第15章 オーストラリアとニューギニア
のミステリー
第16章 中国はいかにして
中国になったのか
第17章 太平洋に広がっていった人びと
第18章 旧世界と新世界の遭遇
第19章 アフリカはいかにして
黒人の世界になったか
エピローグ 科学史としての人類史
訳者あとがき
文庫版のためのあとがき
関連文献(下巻)