秋にも花粉症があります。
いやあもうすぐ9月も終わるというのに相変わらず暑いですね。日本からは四季がなくなり東南アジア型の夏と冬だけの二季になっていくのかな?という感じがしています。 さてこの夏から秋に移り変わるこの時期なんですが、「このところ急に目がムズムズ&ネチネチしてかゆくなった」という患者様が意外にも多いんですね。皆様「今、目がかゆくなるはずはないし、おかしいなー。」と言う感じで受診されます。 全然おかしくありません。実は今は、キク科・ブタクサ属の1年草であるブタクサによる花粉症のピークの時期なのです。そこら中に生えています。スギ・イネ・そしてこのブタクサが「世界3大花粉症」の原因で、日本でも花粉症の原因の第3位なのです。 (上記データは花粉図鑑より引用) また今の時期は花粉症原因2位のイネ科の雑草(イネ・オオアワガエアリ・メヒシバなど)による花粉症もまだ残っています。更にそれに加えて秋特有のカナムグラ(アサ科)、セイタカアワダチソウ(キク科)、ヨモギ(キク科)による花粉症もあります。(上記データは花粉図鑑より引用) つまり、 秋と言うのは、実は「1年で一番花粉症の原因物質が多い地獄の時期」 なんですね。下記の表を見て頂けると一目瞭然と思います。 (上記データは花粉図鑑より引用) 目薬・内服薬で速やかに改善しますので、症状のある方は我慢せず早めにお近くの眼科専門医を是非受診されてください。我々は皆様の不快な眼症状を取り除くためのプロですからね。