多面体紙工作で数学を楽しむ - 行動の記録

2012/11/27(火)14:16

円筒を直角に接続する方法(トイレット芯でオブジェを作る)

数学(461)

円筒を直角に接続する方法(トイレット芯でオブジェを作る) かつて、トイレットペーパー芯で下図のようなオブジェを作ったが、断面を正方形にして接続したのでした。 このページでは、断面を円形そのままで接続する方法を考えたのでその設計方法を発表します。 切断の方法 設計図 筒の表面を引き伸ばして展開した図 紙の筒をL接続可能にするためのゲージが作れます。 厚紙にこのパターン図を描いて切り取って筒を作り、これをトイレットペーパー芯に被せて切り取り曲線を引く。そのゲージを作る展開図です。 このパターンで切断した筒は平面状に接続できます。四本をつき合わせてつなげばクロスした筒が出来ます。 ボール紙で模型を作る 断面切断が正しいことを大きな模型を作って確認します。 接続部分の継ぎ目が直線で、きれいに接続されてます。 筒の切り口も、45°で切って有るので、接続後の直線が見えています。 逆L状に立てて眺めた図です。 内側 緑色の直線を引いた部分 その設計通り直線になっています。設計が正しかったことが、この模型で認められました。 以上は平面状で円筒を接続する方法でしたが、これを立体状に接続するには、筒の先端を直角に回転して同様な曲線で切ればよい。 その切断展開図を下に示します。 このパターンで先端を切り取った円筒を6本つき合わせて接続すれば、中心軸が三方向に直交した立体が作れます。 製作作業は時間がかかりますが、この方法で最初に挙げたオブジェも円筒のままで接続された立体として作れます。 切断方法の設計図_その考え方 前頁の続きになりますので、詳細には説明をしませんでしたが、曲線を描くときプロットす数が多ければ正確になるのですが、10°毎にプロットする点を決めました。 側面図では、筒の中心線に対して45°の角度で切り取る線を描いてありますが、円周上の各点に真上から見た直線を中心線に平行に引いてあります。  円周を引き伸ばして平面にしたときの各点の位置を曲線で繋げば正確な曲線が描けますが、此処では、隣り合った各点を直線で引いてあります。 このような簡略法でも、この方法で作った模型では結構正しい接続が出来たのでした。

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