カテゴリ:時事ネタ
石垣島ドライビングガイド2009もまだ総括(完結)してないのにもうカーボンオフセットツアー2009かよ!って感じなのだが最近は島の交通事情の只中にあまり刺激がなくてドライビングガイドを書くモチベーションが維持できないのだから仕方がない。これが例えば飼い犬に軽トラの運転をさせてる島のオヤジを見掛けたり、カブ号の荷台に山羊を乗せて走ってる奴なんかが周囲にいると【書かねばならぬ!】ぐらいの激しいやる気・使命感・魂の慟哭みたいなものも湧き上がるのに誰もいないのである。ここんところの石垣島ときたら誰も彼もおとなしく常識的な運転になっちゃって、なおかつ小市民的な態度で以ってハンドルを握るていたらくであるからなかなかこちらの書く気にも火がつかないのである。
ってわけで本日はこのようなタイトルを付けたのはいいのだけれど、カーボンオフセットツアーって意味がイマイチわからないwww 意味がわからないってより本来言葉から紡ぎ出される筈のイマジネーションが一向に伴わないのである。ま、断片的イメージならなんとか。そう。カーボンと来ればカーボン紙。オフセットならCMYKの4版とゴムブランケットを使った印刷方法。ってことはカーボンオフセットツアーってのは『カーボン紙を印刷する旅』なのか。 ってな事にはならない。残念ながらww カーボンは炭素。オフセットは相殺。だからカーボンオフセットツアーを直訳するに炭素相殺行(タンソソウサイコウ)となるわけだが、相殺ってからには排出した炭素をなんらかの形で消費するか他のものに置き換えないといけないわけで、二酸化炭素排出規制やらなにやらで揉めている現状から言えば、多すぎる二酸化炭素を埋め合わせるための行動を伴わないと言葉の意味に沿わないのである。 それで皆して木を植えたりして二酸化炭素を相殺しているつもりになっているわけだけど、やっぱりそれは極一部の方々の行動に過ぎなくて、そんなんじゃ出したぶんの炭素の相殺にはほど遠いのであり、相殺するに値するには植樹もそれ相応の数量が必要だ。つまりカーボンオフセットツアーを世の中に広く広くどこまでも広く敷衍しなけりゃならない。 じゃ、どうやって広く敷衍するかって言うとそれこそポスターだのパンフだの広告印刷各種を大量に作って、テレビコマーシャルなんかもガンガン打って、あの手この手でタイアップして、キャンペーン張りまくって、カーボンオフセットと絡めたイベントだのライブだのに大勢を動員して一大ムーブメントにしなければいけないのである。 しかしである。そのムーブメントを立ち上げるまでの多大な努力・多数の工業製品の生産・大量動員を掛けることによる消費行為の拡大は更なるカーボン排出量の増大をまねき、ぜんぜん、一向に、まるで相殺のめどが立たないではないか!どうなってんだ一体!責任者でてこい。ちくしょうめ。 なんてシニカルなのはどうなんだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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