2020/06/17(水)06:00
紙幣計数機 お札カウンター
70数年の長い人生の間、少なからぬ紙幣を数えたことが何回かある。
銀行員だったことも、両替商の経験もないので、
紙幣を数えるのは得意ではない。
100枚と言われても、自分で数えると99枚だったり、101枚だったりして、
何回も数え直した経験がある。
そんな経験の中、先日、持ち運び型の紙幣計数機に出会った。
「お札カウンター」と呼んでいるようで、電池で駆動する。
紙幣の真贋は判断しないが、枚数はしっかりとカウントするという。
「こんな機械があるんですね~ 世の中変わりましたね~」と言いながら、
ついつい、余計なことを口にした。
「どこかの国の悪者は、カウンターを操作して、1~2枚ごまかすでしょうね」と。
「そうですね・・・言われてみれば・・・あるかも知れませんね。
もちろんこの機械は正確ですからご安心を」
と、私が疑っているのではないかと心配するような答が返ってきた。
何とも真面目な人だ。
「あの国なら2枚、その隣の国ならなら3枚、ズルするかも・・・」というと、
ようやく、私の冗談が分かったようだったが、
「私は1枚にしておきます」と、やはり真面目な答だった。