2021/11/17(水)06:00
生き抜くための数学入門
新井紀子著・新曜社・「生き抜くための数学入門」を読んだ。
中学生に向けた数学の本で、多くの漢字にルビが振られている。
タイトルは、なんで数学が人生に必要なのか・・・という、
中学生の疑問に答えるためかと思ったが、
タイトルのことについては書かれていない。
ただ、「1個250円の林檎と、1個120円の蜜柑を買い、
1230円を支払いました。林檎と蜜柑は何個ずつ買ったのでしょう」
などという文章題が作れない算式に、
-5+3×(7-9) とか
12÷(-2)^2 【^2 は、2乗】
などがある、と書いている。
文章題にならないことと、「生活には無意味」は、
イコールではないかも知れないが、
そんな気がして、少々ほっとした。
そっか~~~~と、この歳になって知ったのは、
1/3 は 0.33333・・・・・・・ だから、
0.33333・・・・・・×3 は 0.99999・・・・・・
だが、(1/3)×3 は 1 だから、
1=0.9999・・・・・ ということ。
私の時代に、このようなことを教えられた記憶はない。
もし、教えられていたら、数学が好きになっていたかも知れない。
もう一つ、教えられていたら、数学が好きになっていたかも、は、
円周率が、3と4の間であることの証明。
正三角形6個と、正方形で証明ができる。
この歳になって、数学と図形の関係がよく分かった。
ただ、円周率が3と4の間であることを証明しても、
何ら私の人生には関係ないのだが・・・
この本の中に、「博士の愛した数式に挑戦」という項目があり、
オイラーの等式の説明があったが、読めば読むほど分からなくなり、
まったく理解できなかった。
中学生向けの本なのに。